Wi-Fiのリンク速度ってなんなの？速度の確認方法や遅いときの対処法について解説！

日常生活に必要不可欠なインターネット。
インターネット環境を整えるためにWi-Fiを利用するとき、まず重視したほうが良いのは通信速度ですが、Wi-Fiの性能に関係するリンク速度も必ず確認してほうが良いでしょう。

本記事では、リンク速度がなにを表しているのか、また、リンク速度の確認方法や速度が遅いときの対処法を合わせて解説しています。

『リンク速度っていったいなんなの？』と疑問に思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください！

リンク速度とは？

「リンク速度」を簡単に説明すると、Wi-Fiだけの速度のことです。
Wi-Fiルーターと接続するデバイス（スマホ・PC）間の速さを指します。

そのため、インターネット回線を通してホームページや動画を読み込むときの「通信速度」とはまったく異なるものです。
単位は通信速度と同様に「Mbps」で表されます。プロバイダやサーバーに左右されて速度が変わることはありません。

インターネットを利用するうえで重要となる読み込みのスピードは、通信速度だけではなくリンク速度も関わってきます。

リンク速度の最低ラインの基準と目安になる平均値

性能が優れないWi-Fiルーターとデバイスを使うとリンク速度は低下してしまいます。
より快適にインターネット回線を利用したいという方は、リンク速度を上げるためにWi-Fiルーターとデバイスにもこだわったほうが良いでしょう。

以下で、リンク速度の最低ラインの基準と目安になる平均値についてまとめました。

リンク速度の基準値

基準となるリンク速度の目安は、インターネットの使用用途によって異なります。

まず、ホームページを閲覧するときには、リンク速度10Mbpsが必要です。
リンク速度10Mbpsは、よほどのことがない限り下回ることはありません。
サイトを閲覧したり、メッセージのやりとりをしたりするだけの場合は、リンク速度を気にしすぎる必要はないでしょう。

ただ、高画質での動画鑑賞、オンラインゲームなど、ある程度速度が必要になります。
そのため、最低でも100Mbpsが必要になります。

リンク速度の平均値

リンク速度の平均値は、800Mbps程です。
高画質での動画鑑賞、オンラインゲームをするときに必要なリンク速度100Mbpsを大きく上回っていますね。
これは、近年のWi-Fiルーター、デバイスの性能が優れているからです。

リンク速度が問題なく800Mbps以上出ていれば、リンク速度によってインターネットに接続しづらくなっているということはありません。
たとえリンク速度800Mbpsを上回る数値が出ていたとしても、通信速度が遅いと実行速度も遅くなってしまいます。

ですが、リンク速度は常に通信速度を上回っている状態が理想です。

リンク速度の確認方法を解説

リンク速度の確認方法は、デバイスによって異なります。
それぞれの方法を以下でまとめました。

iPhone・iPadの場合

iPhoneやiPadの場合は、アプリをダウンロードするとリンク速度の確認ができます。

確認手順

① App Storeから「Wi-Fi SweetSpots」をダウンロードする

②アプリを起動したあとにスタートボタンを押して測定を開始

③測定が完了すると数値が表示される　場所ごとのリンク速度も計測化

Androidの場合

Androidの場合は、アプリをインストールする必要はなく、設定から簡単に確認できます。

確認手順

①Androidの設定からWi-Fiの項目を選択

②表示のなかから接続しているWi-FiのSSIDを選択

③表示される情報のなかのリンク速度という項目から速度を確認

パソコンの場合

パソコンの場合は、フォルダからリンク速度を調べられます。

確認手順

①キーボードでWindowsロゴキーとRキーを同時クリック　

②ファイル名を指定して実行のウィンドウに「ncpa.cpl」と入力

③リンク速度を確認したいWi-FiのSSIDを選択

④「速度」の項目がリンク速度のことを指すので確認する

リンク速度が遅いときの対処法

リンク速度が遅いと通信速度にも影響が出てしまいます。
あまりにもリンク速度が遅い場合、以下の対処法で改善できる可能性があります。

対処法①Wi-Fiルーターとデバイスを再起動させる

最新機種のWi-Fiルーターとデバイスを使っているのにいきなりリンク速度が遅くなった、長い時間稼働させっぱなしにしているという場合は、どちらかに何らかの不具合が生じている可能性があります。
まずは、再起動してみて、その後リンク速度が改善するかお試しください

対処法②Wi-Fiルーターの場所を置き換えてみる

Wi-Fiルーターの場所が悪いと、リンク速度も低下してしまいます。
特にテレビ、電子レンジの近くは電波が妨害されやすいです。

デバイスから離れすぎず、なるべく家具が多くないところにWi-Fiルーターを設置するのが望ましいでしょう。

対処法③Wi-Fiルーター・デバイスを買い替える

最終手段は、Wi-Fiルーター、デバイスを買い替えることです。
長いこと使っていたり、古い機種を使用したりしていると、どうしてもリンク速度は上がることがありません。

Wi-Fiルーター、デバイスともに最新機種はどんどん性能も上がってきますので、定期的に買い替えをおすすめします。

まとめ

リンク速度についてお分かりいただけましたか？
Wi-Fiを利用する際に、インターネットの通信速度を左右しかねないのが「リンク速度」です。

リンク速度が高速状態でないと、自ずと通信速度も遅くなり、快適な通信環境でオンラインゲームや動画視聴ができなくなってしまいます。
ご自身が利用している端末のリンク速度は低速になっていないか、ぜひ定期的に確かめてみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)

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