はじめに
ドコモ光を契約しようとして調査を行っていると、ドコモ光のプロバイダーの中に「OCN(オーシーエヌ)」という名前を見つけられます。
今までも光回線を利用してきた方にとっては、馴染み深いプロバイダーでしょう。
なにせOCN(Open Computer Network)は、光コラボ解禁以前にADSLや光回線を提供してきたNTTコミュニケーションズ自身が運営してきた、日本最大規模のインターネットサービスプロバイダー事業の名前なのですから、それも当然です。
そしてこのOCNも今では、他者の光回線のプロバイダー業もやっているというわけですね。
では、今までNo.1の会員数を誇ってきたOCNは、はたしてドコモ光のプロバイダーとしてアリなのでしょうか?
ここでは、それを判断するのにみなさんが気になりそうな情報をご紹介していきましょう。
料金
まず気になるのが料金ですが、ドコモ光の2つの料金プラン、タイプAとタイプBのうち、残念ながらOCNはより月額料金が高額なタイプBに属しています。
その月額料金は一戸建て住宅で5,200円、マンションやアパートでは4,000円となっています。
これは、タイプAに比べて200円高い料金です。
とはいえ、月に200円というのはそれほどの差ではありませんから、速度やサポートが良好なら、十分プロバイダーとして選択肢に入ってくるでしょう。
次はそれをご紹介します。
通信速度
インターネット上の意見などを見ていると、どこのプロバイダーが速い、このプロバイダーは遅い、という情報が散見されるかと思います。
しかし注意深く見てみると、遅いと言われているプロバイダーでも、うちでは速いという意見を投稿している人もいるのが見つけられるでしょう。
これはどちらかがウソをついているわけではなく、どちらも本当のことだと考えられます。
ひとつのプロバイダーについて遅いという意見と速いという意見が混在しているとき、遅いという人は、一箇所のOCNの電話局に対して、より多くの利用者が近い距離に住んでいる方である可能性があるのです。
光回線を通じた通信の流れは、水道管を通じる水の流れのようなものです。
水道管の太さと流すことの出来る水量には関係があります。
それと同じで、OCNの整備している通信インフラに対してより多くの利用者が集まっていれば通信速度は低下し、利用者に対して通信設備が強力であればあるほど通信速度は高速になります。
今速いプロバイダーについてさえ、来週も速いかは誰も断言できないのです。
そのため、最大手であるOCNでも、最も通信速度が安定していそうだ、とは言えますが、絶対に速いとはいえません。
しかし何と言っても最大手ですから、全国的に強力な通信設備を整備しており、全く使いものにならないほど遅いという事態はほぼ防げると考えられます。
通信速度という面では、OCNは十分選択肢としてアリでしょう。
サービス
サポートやキャンペーンに関しての説明です。
まず、ドコモ光のプロバイダーとしてOCNを選択すると、合計で4,800円分のgooポイントが貰えます。
このポイントはアマゾンやナナコのギフト券など、さまざまなアイテムと交換できる使い勝手の良いポイントなので、特によくインターネットショッピングをしたりする人にとっては、アマゾンギフト券に交換可能なのは魅力的かもしれません。
また、セキュリティサービスとして、マイセキュアというNTT独自のセキュリティソフトを1年間無料で利用することが出来ます。
ウイルスやランサムウェアの検知といった基本的な機能をクラウドベースで行うため更新が迅速で、比較的新しいウイルスに強いといえます。
また、保護者向けのスマホに利用制限を掛ける機能もあるようです。
また、回線開通時の設定をとことんサポートしてくれるサービスもありますから、自信の無い方でも安心です。
ただし、あまりに利用者が多いためか、サポートサービスの電話には繋がりにくいことが多いようです。
この点には気をつけたほうが良いでしょう。
まとめ
OCNについての紹介は以上です。
じっくり吟味して、後悔しないプロバイダー選びをするようにしましょう!