ポケット型Wi-Fiはクーリングオフできる？初期契約解除制度について解説します！

「ポケット型Wi-Fiを契約したけど、やっぱり解約したい……」

なんて悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

そんなときに“クーリングオフ制度”を考えると思います。

結論から言うと、ポケット型Wi-Fiなどのインターネット回線にはクーリングオフ制度を使うことができません。

しかし、似たような制度の“初期契約解除制度”を使うことができます！

ということで、今記事ではポケット型Wi-Fiを契約してからすぐに解約したいときの“初期契約解除制度”について紹介していきたいと思います。

気になる方はぜひ最後までご覧ください！

ポケット型Wi-Fiはクーリングオフできない？

何かを契約したとき、やっぱり辞めたいと思うことは誰にでもあります。

そんなときに真っ先に思いつくのは“クーリングオフ制度”。

クーリングオフ制度とは、契約した後でも一定期間、説明不要の無条件で申し込みの撤回または契約を解除できる法制度になります。

大体8日以内であることが多いです。

便利な制度ですが、残念ながら冒頭でも言った通り、ポケット型Wi-Fiはこのクーリングオフ制度が対象外です。

では、ポケット型Wi-Fiを申し込んだけど、やっぱり辞めたいと思ったときは諦めてそのまま使ったり、月額料金支払い続けたりしなければいけないかというとそうではありません。

次で紹介する“初期契約解除制度”を見ていきましょう！

初期契約解除制度ってなに？

ポケット型Wi-Fiなどのインターネット回線にクーリングオフ制度が使えないことに対して、消費者からの苦情や相談が多数寄せられた結果、2016年5月に改正電気通信事業法が施行され、「初期契約解除制度」が導入されました。

初期契約解除制度とは簡単に言うと、ポケット型Wi-Fiやスマホ、ケーブルテレビなどの電気通信サービスを対象としたクーリングオフのような制度のことです。

契約書面を受領した日から起算して8日以内にポケット型Wi-Fiサービスのサポートセンターに申請を行うと、違約金や解除料金がかからず解約できます。

初期契約解除制度は法律で定められている消費者保護のルールのため、公式サイトに記載がない場合でも条件を満たしていれば、使うことが可能です。

ポケット型Wi-Fiを契約して、いざ使ってみたら通信速度が遅かったり、契約した後に必要性を感じなくなったりした場合にとても便利な制度ですよね！

初期契約解除制度を使う方法・流れ

続いては、初期契約解除制度を使う方法と流れを紹介していきます。

以下をご覧ください！

step
1電話にて初期契約解除を申し出る

まずは、サポートセンターへ電話をかけて、初期契約解除の申請を行ってください。

書面の送付先が違う場合もありますので、必ず機器の返送先と書面の返送先を確認しましょう。

step
2申請書を準備する

次に機器の返送の準備をします。

その際に多くのサービスの場合、初期契約解除申請書をホームページから印刷し、記入する必要があります。

申請書には以下のような事を記入します。

＜初期契約解除書面記入事項＞

申請書は、念のためコピーを取っておきましょう。

step
3申請書と周辺機器を返送する

初期契約解除申請書と周辺機器一式をサポートセンターで案内された返送先に送りましょう。

返送物については、手元に届いたポケット型関係のもの全てを返送する必要があります。

返送物に欠品がある場合、機器損害金として約20,000円程度請求されることがありますので、入れ忘れにお気を付けください。

また、サービスによって佐川急便、ヤマト運輸、ゆうパックなど指定されていることもありますので注意が必要です。

step
4返送後電話などで手続きが済んだか確認する

配送状況を確認し返送先に届いた後に、できれば再度電話にて初期契約解除の手続きが済んだかどうか確認しておきましょう。

返送物が足りなかったり、申請書の内容に漏れがあったりすると初期契約解除の手続きが処理されていないことがあります。

基本的には［STEP 3］までで初期契約解除の手続きは終わりですが、心配な方は確認しておくと安心です。

まとめ

今記事ではポケット型Wi-Fiを契約してからすぐに解約したいときの“初期契約解除制度”について紹介しました。

皆さんの役に立ちましたでしょうか。

ポケット型Wi-Fiはクーリングオフ制度こそ対象外ですが、代わりに初期契約解除制度が使えます。

気軽にポケット型Wi-Fiが始めることができるので嬉しいですよね。

これからポケット型Wi-Fiの利用をお考えの方はぜひ参考にしてみてください！