ドコモ光のプロバイダーについて調べていると、「GMOとくとくBB」というプロバイダー名をよく見ることになると思います。
こんなに名前が出てくるということは、良いプロバイダーなのでしょうか。
調べてみました。
GMOとくとくBBとは?
GMOとくとくBBは、フレッツ光やドコモ光、WiMAXなど、回線のプロバイダーのひとつです。
安価さを重視しているらしく、公式サイトのトップページには「とにかく安いプロバイダー!」と大きく書かれています。
実際、料金は安いの?
どうやら、WiMAXは最安値のようですが、ドコモ光の場合は「プランA」と「プランB」の2種類しかなく、GMOとくとくBBはこの2種類の内、安価な方のプランAではありますが、プランAのプロバイダーは多く、ドコモ光のプロバイダーとしては特に安価ではありません。
ですので、最安値であることは事実ですが、ドコモ光プロバイダーの過半数は同価格ですから、「特別安い」とはいえないでしょう。
ですが、インターネットをするのに便利な機能が無料で利用できるようです。
その機能とは、最大15個まで取得できるメールアドレスとホームページです。
ホームページを公開するつもりはなくても、非公開設定にしてデータ保管庫として利用することも出来ます。
また、メール機能には迷惑メールフィルタとウイルスチェック機能が搭載されています。
通信速度は速いの?
インターネット上の口コミを調べる限り、GMOとくとくBBの通信速度は比較的速いようです。
カタログ値では1Gbpsとなっています。
このプロバイダーはIPv6という新しいインターネット・プロトコルに対応しており、この方式に対応したウェブサイトを読み込む際は、非対応の場合に比べて高速で読み込むことが出来、旧来のIPv4にしか対応していないWebサイトを閲覧する際でも自動で方式を切り替え、高速で通信することができます。
この機能はV6プラスという名称で提供されており、追加料金は無しで利用することが出来ます。
この機能に対応しているプロバイダーはそう多くありませんから、最新の方式を利用したい方には良いプロバイダーのひとつかと思います。
サポートや機器の貸出はあるの?
GMOとくとくBBでは、無料でルーターのレンタルを行っています。
このルーターは2種類のうちから選べるようになっており、1つは設定が簡単でシンプルなルーター、もう一つは天井部分からWi-Fiアンテナが3本伸びている同時通信数を強化したタイプです。
それぞれ、IODATA製、BUFFALO製となっています。
どちらも充実した性能を持っていると言っていいでしょう。
ただ、どうにも電話などのサポートはあまり良くないようです。
ネット上の口コミでは、何度電話をかけても混んでいて繋がらない、繋がっても何10分もオペレーターを待たされるなどの報告がされています。
また、公式サイトのWebフォームで何らかの質問をしても、数日程度待たされますから、迅速なサポートを期待すべきではないでしょう。
こうしたサポート面ではドコモ光公式のドコモnetなどに軍配が上がります。
GMOとくとくBBのような、安価さをウリにするプロバイダーはサポートがおざなりなことが多いです。
また、解約が非常にしにくいという報告もありますが、ドコモ光で契約する際はドコモとの契約の際に一括でプロバイダーとも契約および解約をすることになりますので、この場合はあまり考えなくても良さそうです。
まとめ
以上から、GMOとくとくBBは、料金の割に通信速度やルーターのレンタルが充実していますが、トラブルが起きたときの対応はあまり丁寧にしてはくれないため、非常時には他のプロバイダーに比べてトラブル解決までに長い時間がかかってしまう可能性があるので、そうしたリスクを避けたい場合にはおすすめできないと言えそうです。
欠点も利点もあるプロバイダーですから、慎重にご検討ください。