そもそもGbpsとは何か
インターネットの光回線の普及とともに、Gbpsという単位をよく目にするようになりました。
例えば、ドコモ光は通信速度最大1Gbpsの高速通信が使い放題の光ブロードバンドサービスですが、なんとなく速そうだなということはわかるものの、実際に1Gbpsというものが何を表しているのか知っておいて損はありません。
Gbpsとは、「gigabits per second」のことであり、日本語にすると「ギガビット毎秒」ということになります。
これはデータ伝送速度の単位です。
1Gbpsは「毎秒1ギガビット」すなわち10億ビットのデータを伝送できるという意味です。
そこでまた一つ、ビットとは何かという疑問が出てきます。
ビットは、コンピュータの扱うデータの最小単位です。
より具体的に説明すると、0か1で区別される情報の量です。
つまり、ある情報によって0か1のどちらかに決定するとき、この情報の持つ情報量が1ビットなのです。
0か1というところを、イエスかノーと置き換えてもいいでしょう。
1Gbpsはその10億倍の情報量を1秒間に伝送できるのですから、ドコモ光はとても高速の通信回線だということになります。
誰でも最大通信速度を1Gbpsにできるのか
誰でも、インターネットの通信速度は速いほうがいいに決まっています。
最大通信速度を1Gbpsにしたいと思ったら、どうすればよいのでしょうか。
これには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。
タイプA・タイプB・単独タイプの場合は、以下の3点になります。
第1に、1Gbpsに対応したインターネット接続機器(パソコン・LANケーブル・ルータ)を用意することです。
LANケーブルは1000BASE-TX以上のケーブル(ストレート)が望ましいです。
また、ルータについては、ギガ対応無線LANルータの有料レンタルサービスもあります。
第2に、1Gbps対応のプロバイダ契約を結んでいることです。
第3に、NTT東日本・西日本のホームページで示されていますが、1Gbps提供エリア内であることです。
一方、タイプCの場合は、上記第1の条件のみとなります。
以上の点に気をつければ、インターネットの最大通信速度を1Gbpsにして、快適な通信環境を手に入れることができるのです。
高速無線LAN規格「IEEE802.11ac」のルータを使おう
1Gbpsに対応したルータには、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、無線LANの規格には、主に、IEEE802.11acとIEEE802.11nの2種類があります。
簡単に言うと、現在の主流で速いのがIEEE802.11acであり、かつての主流で比較的遅いIEEE802.11nということになります。
もちろん、最大通信速度1Gbpsの環境を生かすなら、IEEE802.11acを選ぶと良いでしょう。
IEEE802.11ac規格では、最大なんと6.93Gbpsもの通信ができます。
ただし、無線LANルータがそこまで対応しておらず、一般的には最大速度も1.3Gbps程度までとなっている製品が多いです。
最大速度が1Gbps未満のルータもあるため、IEEE802.11ac規格であればよいというわけではなく、あくまでも最大速度が1Gbps以上のルータを選ぶことが肝心です。
高速無線LAN規格IEEE802.11acで最大速度1Gbps以上のルータを使って、スマホやタブレットへのダウンロード、動画再生などをのびのびと楽しみましょう。
ただし、注意しなければならないことは、安い無線LANルータの中には、LANケーブルの端子が、100BASE-TXのものしかないことがある点です。
これで有線LANを使うと、最大速度が100Mbpsとなってしまい、せっかくの1Gbpsの環境が生かせないということになってしまいます。
無線LANルータを探すときは、よく注意して確認することが重要となってきます。
ドコモ光と契約していても、もしかしたら、光回線をじゅうぶんに活用できていないケースもあるかもしれません。
ご自分のインターネット接続機器のスペックをよく確認して、通信速度最大1Gbpsの高速通信が使い放題の光ブロードバンドサービスであるドコモ光とともに、快適なネットライフを送ってみませんか。