J:COMの回線がおすすめの人ってどんな人?
現在、インターネットは光回線が主流となっています。安定的で高速通信を求めるなら光回線を選ぶのが大きな傾向となっていますが、J:COMはケーブルテレビ回線を提供しています。テレビケーブルは、本来テレビの信号を送るためのケーブルで、ネット通信するための用途ではありません。そのため、光回線に比べると送信能力が不安定なこともあります。
では、J:COMの回線はどんな人に向いているのでしょうか。
J:COMの回線料金は他社の回線と比べると高いという意見がありますが、特定の条件に当てはまっている場合、光回線よりも安い金額で利用できるケースがあります。
また、お使いの携帯キャリアや、自宅での地上波デジタル放送の受信環境などによって、J:COMとの契約を選択肢に入れることを考えてもよいかと思います。
ここでは、J:COMインターネット回線の通信速度や料金など詳細を紹介していきます。
学生には「J:COM学割」がおすすめ
J:COMには学割料金プラン「J:COM学割」があるのはご存じでしょうか?
対象となるのは、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる、または住む予定の大学生・専門学生。申し込み月から4年間割引金額で利用できます。
インターネット+Wi-Fi | ネット+Wi-Fi+J:COMテレビ | |
通常月額料金 | 6,500円 | 12,052円 |
J:COM学割月額料金 | 3,300円 | 6,232円 |
さらに、J:COMでのインターネット開通工事には、通常基本工事費が必要となりますが、その基本工事費5,000円が無料になります。インターネットのみ利用の月額3,300円は、他の光回線のマンションタイプの料金と比べても安い部類に入るので、月々の通信費を抑えたい学生にとっては魅力的な料金設定となっています。
このキャンペーンの適用期間は、申し込みから4年間(48ヶ月間)のみ。49ヶ月目からは予告なく元の金額の6,500円に戻るので、このタイミングを把握していないと、突然倍近くの金額が請求されることになるため、注意が必要して下さい。
26歳以下の新社会人におすすめ「U26割」
もうひとつの割引プランが、26歳以下の契約者が対象の「U26割」です。「27歳の誕生日前日までに申し込みをした集合住宅に住んでいる人」が適用条件となっており、学割と同様に、申し込み月から4年間月額料金が割引されます。
インターネットのみ | ネット+J:COMテレビ | |
通常月額料金 | 6,500円 | 12,052円 |
U26割月額料金 | 3,680円 | 6,232円(関西エリア:6,132円) |
こちらも基本工事費が無料になり、初期費用の負担が少なく利用開始できます。
同様に割引終了の通知がJ:COMから来ないため、48ヶ月目のタイミングを十分注意しておく必要があります。
auユーザーの方におすすめ
J:COMはau端末(スマホ・ケータイ・タブレット)とのセット割引である「auスマートバリュー」対象サービスです。
auスマートバリューでは、セット対象であるau端末の月額料金から最大2,000円が割引されます。割引金額は継続3年目以降から減額するパターンもありますが、割引自体は永年継続されます。最大10台までのau端末とセットにできるため、auユーザーの数が多いほどメリットも大きいです。
このセット割引には適用条件があり、J:COMのネット+(電話またはテレビ)の、2つのサービスを契約することが必須になります。先ほど述べたJ:COM学割・U26割もテレビとセットのプランであれば、auスマートバリューの対象です。
しかし、このauスマートバリューは「auひかり」を始め、「eo光」「コミュファ光」「BIGLOBE光」など、さまざまな光回線でも適用ができるキャンペーン。それぞれの光回線料金に+光電話サービス(約300~500円/月)を追加することで、同様の割引を受けることができます。そのため、auスマートバリュー自体がJ:COM特有のメリットということではないので、頭に入れておくといいかもしれません。
まとめ
以上、J:COMの回線がおすすめな人として、26歳以下の学生、とにかく料金を安く抑えたい人、auユーザーの3パターンを挙げて紹介してきました。
しかしながら、J:COMのケーブル回線は、光回線の持つ安定性・高速通信には正直なところ及ばないため、動画の視聴やゲームを頻繁にする人にとっては快適とはいえないかもしれません。
学割やU26割などは料金的なメリットが大きく魅力的ではありますが、通信速度など品質面も考慮に入れる必要があるかと思います。
回線契約は一般的に数年単位で付き合っていくものなので、後悔をしないために正確な情報を把握することをおすすめします。
J:COMの回線のメリット・デメリットを踏まえながら、条件に当てはまるような方は前向きにJ:COMとの回線契約を選択肢に入れてもいいかと思います。
賢く、皆さんの環境に合わせて最適なプランを選べたらいいですね。