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仕事やプライベートでもなくてはならない存在の“インターネット”。
そんなインターネットを自宅だけではなく、外でも使えるのが「ポケット型Wi-Fi」です。
ポケット型Wi-Fiは、持ち運びができる小型のWi-Fiルーターで、使い勝手がとても良いです。
しかし、便利な反面、危険が伴います。
例えば、データ容量の無断使用や犯罪行為に利用されるなどがあります。
今記事では、ポケット型Wi-Fiの危険性とセキュリティ対策についてを紹介していきたいと思います。
ポケット型Wi-Fiを使っている方やこれから使う予定のある方は、ぜひ最後までご覧ください!
ポケット型Wi-Fiってなに?
そもそも「ポケット型Wi-Fi」についてよく知らないという方のために、簡単に説明していきます。
「ポケット型Wi-Fi」とは、持ち運びができる小型の無線LANルーターのことです。
いつでもどこでもインターネットに接続することができるので、仕事でパソコンを持ち運ぶ方や転勤が多い方にとてもおすすめになります。
また、インターネット回線の「光回線」よりも月額料金が安く、開通工事も必要ありませんので気軽に利用することが可能です!
ポケット型Wi-Fiに潜む危険性
続いては、ポケット型Wi-Fiに潜む危険性を紹介していきます。
以下の4つをご覧ください。
注意ポイント
①データ容量を勝手に使われる
②通信内容を見られる
③犯罪に巻き込まれる
④ウイルス感染
それぞれ1つずつ詳しく見ていきましょう!
①データ容量を勝手に使われる
ポケット型Wi-Fiには、データ容量を勝手に使われてしまうリスクがあります。
契約端末ごとに固有のSSID・パスワードが設定されており、それを第三者に知られてしまうとデータ容量を無断使用されてしまうかもしれません。
データ容量は月ごとに設定されているため、使いすぎると速度制限がかかりますので、知らないうちに通信速度が遅くなってしまう可能性があるのです。
②通信内容を見られる
悪意ある第三者があなたのポケット型Wi-Fiの電波を傍受した場合、個人情報などの通信内容を盗み見される可能性があります。
ただ、ポケット型Wi-Fi通信は暗号化されている状態で行われるため、基本的には個人情報などを盗み見されることはまずないと思って良いでしょう。
しかし、暗号化形式が古いものだった場合、暗号化された通信を解読されてしまうこともゼロではないということを覚えておいてください。
③犯罪に巻き込まれる
SSID・パスワードを知られてしまった場合は「詐欺」や「脅迫書き込み」などの犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
インターネットを利用した犯罪の場合、一般的に通信元のIPアドレスなどから犯人を特定します。
つまり、契約しているポケット型Wi-Fiが犯罪に関わる利用をされてしまった場合、通信元のポケット型Wi-Fiを契約している自分に疑いがかけられる可能性があるということです。
④ウイルス感染
コンピューターウイルスと聞くと、パソコンやスマートフォンがターゲットにされているイメージがあると思います。
しかし、僅かながらモバイルルーターを狙って感染するコンピューターウイルスもあるのです。
モバイルルーターがコンピューターウイルスに感染した場合、パソコンやスマホなどの通信端末にも接続感染してしまう恐れがあります。
ポケット型Wi-Fiのセキュリティ対策について
これまで、ポケット型Wi-Fiの危険性を紹介しました。
不安に思ってしまった方も多いでしょう。
しかし、危険性があるというだけで、全員が必ず起こりうるわけではありませんし、確率としても極めて低いでしょう。
とはいえ、心配ではありますよね。
少しでも安心できるように、ポケット型Wi-Fiのセキュリティ対策について紹介していきます。
以下をご覧ください!
①SSIDとパスワードが設定されている
②通信は暗号化されている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①SSIDとパスワードが設定されている
ポケット型Wi-Fiには、「SSID」と「パスワード」が設定されています。
簡単に説明すると、SSIDが端末固有名称のようなもので、パスワードはそれに対応した鍵のようなものです。
SSIDとパスワードが一致しなければ、ポケット型Wi-Fiに接続することはできません。
先程、第三者に知られてしまった場合は危険性が伴うと話しましたが、そもそもSSIDとパスワードが他人にばれる事自体、普通にしていれば起こりません。
Wi-Fiは一度接続すれば、端末が覚えてくれますし、接続は自宅で済ませてしまえば第三者にパスワードがバレる可能性は低いです。
SSIDやパスワードが記されたものを持ち歩く際は、なくさないように気をつけましょう。
②通信は暗号化されている
ポケット型Wi-Fiでの通信は暗号化されています。
通信の暗号化とは、Webサイトでどんな文字列を入力したかなどの通信内容が分からないように、複雑な暗号に変換するセキュリティ対策のことです。
通信の暗号化方式は「WEP」「WPA」「WPA2」「WPA3」の4つあります。
中でも「WPA2(AES)」または「WPA3」のポケット型Wi-Fiを選ぶと安全性が高いです。
まとめ
今記事では、ポケット型Wi-Fiの危険性とセキュリティ対策について紹介しました。
犯罪やウイルスというワードに不安を抱く方が多いと思いますが、普段皆さんがお使いのスマホやパソコンにも起こり得るものです。
また、ポケット型Wi-Fiはセキュリティ対策がしっかりとされているので、普通に使う分には、問題ないでしょう。
ただし、「SSIDとパスワード」の取り扱いには十分気をつけましょう。