ドコモ光ミニって?
ドコモ光から、インターネットをあまり使わない人向けの新プラン「ドコモ光ミニ」が登場しました。
ドコモ光にはこれまで定額制のサービスしかなかったため、選択肢がせまく、外でスマホをよく利用するが、家ではあまりインターネット回線を使わない方にはあまりお得なプランではありませんでした。
ですがこの新サービスの登場で、そんな悩みは解消されます。
なぜなら、ドコモ光ミニは、インターネットあまり使わない月は安くなる、新機軸のサービスだからです。
ドコモ光ミニって、普通のドコモ光よりも安いの?
これまであった通常のドコモ光サービスでは、条件にもよりますが、プロバイダ料金を抜きにしても毎月3,800~5,000円がかかっていました。
これは、例えば100MBしか通信しなくても、100GB通信していても同じ金額が毎月請求される、定額制のサービスでした。
光回線サービスには定額制サービスが多く、この状況は「まったくインターネット回線がないのは困るけど、そんなにたくさんは使わない」といった方にはあまり都合がよくありませんでした。
自分はそんなに通信していないのに、大量に通信している人と同じ料金を払わなくてはならないのだから当然ですよね。
ですが、ドコモ光ミニはそんな方々が満足して使える新たな光ブロードバンドサービスなのです。
ドコモ光ミニでは、まず2段階の定額料金が設定されています。
「定額じゃないんじゃなかったの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
ですがこれが既存の定額サービスとは違うと、これからご説明いたします。
まず最初の定額料金は、2,700円。
これは通信量にかかわらず、必ず発生する料金です。
200MBまでなら、追加料金を支払うこと無く、毎月通信をすることができます。
ここからがこのサービスのキモなのですが、月の通信量が200MBを超えると、そこからは10MBあたり30円で光回線を利用することになります。
ですから、今までのドコモ光と同じ料金に達する頃には567~967MBの通信をしていることになります。
「じゃあ、もしも使い過ぎたら、とんでもない金額を請求されちゃうんじゃないの?」と考えた方もいらっしゃると思いますが、その心配は無用です。
その理由は、2段階目の定額料金5,700円が設定されていることです。月々の通信量が1,200MBを超え、料金が5,700円に達すると、それ以上はいくら通信してもそれ以上は料金が加算されないようになっているので、万が一通信しすぎてしまった月も、定額プランよりも少し高いくらいの料金に収めることができます。
ですから、ドコモ光ミニの料金は今までのドコモ光に比べ、「月々の通信量が567MB未満ならば安く、それ以上なら高くなることがある」というのが結論です。
ちなみに、200MBってどれくらい?
自分が月にどれくらい通信しているか、正確には知らない方がほとんどだと思いますので、ドコモ光の公式ページに記載されている、200MBの目安を紹介しましょう。
・Web閲覧約100ページ(約150MB)
・テキストメール約160通(約0.8MB)
・HTMLメール約92通(約9.2MB)
・ウイルス対策ソフト(約40MB)
以上4項目を合計して、約200MBということです。
動画などを見ないなら、これだけ通信できれば十分かと思います。
ですが、たとえばフルHDの高画質動画の場合、5分で130MBくらいはありますから、高画質の動画コンテンツや、高音質の音楽を聞くとすぐに200MBに到達してしまう事には、十分注意して利用してください。
これらをたくさん見たい方には、ドコモ光ミニは適していませんから、従来のドコモ光回線を利用しましょう。
自分に向いているサービスはどちらか、よくご検討ください。