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端末を持ち運んで使えば、外出先でも快適なインターネット通信が楽しめる「ポケット型Wi-Fi」と、1台のスマートフォンを使ってほかのスマホやパソコンをインターネットに接続する方法である「テザリング」。
2つとも共通して、どこでもWi-Fiに接続するサービスですが、具体的にはどのような違いがあるのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、ポケット型Wi-Fiとデザリングの違いと、それぞれのメリットデメリットについて解説します。
テザリングの特徴
テザリングは、1台のスマートフォンを使ってほかのスマホやパソコン、タブレットをインターネットに接続する方法です。
ふだん使っているスマホがポケット型Wi-Fiと同じような役割を果たしてくれる便利なサービスです。
テザリングの接続方法は、3種類あります。
①Wi-Fiを使って接続
②Bluetoothを使って接続
③USBを使って接続
一般的には、通信速度が速くて使い勝手が良いWi-Fiを用いた接続方法が最も良く使われます。
ポケット型Wi-Fiとテザリングの違い
ポケット型Wi-Fiとテザリングは具体的にどのような違いがあるのか解説していきます。
2つの大きな違いはおもに、料金、通信速度、データ容量の3つです。
料金
ポケット型Wi-Fiの通信量は、サービスによってバラつきはあるものの、月額3,000~5,000円程度です。
一方、テザリングはお使いのスマホの通信料金5,000円~10,000円とキャリアによっては追加料金500円程度で利用できます。
通信速度
ポケット型Wi-Fiの平均的な最大通信速度は最大2,700Mbps程度なのに対してテザリングは、最大100Mbps程度です。
最大通信速度は圧倒的にポケット型Wi-Fiのほうがテザリングを上回ります。
データ容量
ポケット型Wi-Fiのデータ容量は、契約するプランによって変わります。
月に~10GBまでの少ない容量プランからほぼ無制限の大容量プランまで、各社さまざまなプラン内容を提供しています。
テザリングは、お使いのスマホのデータ通信容量と変わりありません。データ通信容量が少ないプランでスマホをお使いの方はテザリングを利用すると残データ容量も減ってしまうのでご注意ください!
それぞれのメリット・デメリット
ポケット型Wi-Fiとテザリングにはいくつかのメリットとデメリットがあります。
『スマホがあるから、Wi-Fiの利用はテザリングだけで問題ないな』と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、ポケット型Wi-Fiのメリットを知ればポケット型Wi-Fiを使ってみたくなるかもしれません!
ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリット
ポケット型Wi-Fiのメリット
メリット①長時間の利用でもストレスなく使える
ポケット型Wi-Fiは、1回のフル充電で20時間ほど利用できる端末もあり、契約プランのデータ通信容量以下であれば長時間の利用でもストレスなく使えます。
テザリングを利用する場合、長時間利用しようとすると通信が不安定になることがあるので、外出先で長時間利用したい方は、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。
メリット②電子機器複数台同時接続ができる
ポケットWi-Fiは複数端末の接続が可能です。
テザリングは、Androidで最大10台、iPhoneで5台までの接続しかできません。
ポケット型Wi-Fiなら、10台以上同時接続できる端末も多くあります。
メリット③使い方に合わせてデータ量を選べる
ポケット型Wi-Fiはさまざまなデータ量のプランがあり、ご自身のデータ使用量に合わせて選べます。
たくさんのデータを使いたい人は実質無制限プラン、少なくても問題ない人は20GB以下の少ないデータ容量を選ぶと良いでしょう。
ポケット型Wi-Fiのデメリット
デメリット①端末を持ち歩かなければいけないので荷物が増える
ポケット型Wi-Fiは、端末を持ち運ばないと利用できません。
スマホがあれば接続できるテザリングと違って荷物が増えてしまいます。
デメリット②契約の手間がかかる
ポケット型Wi-Fiは、必ず新規契約してからではないと利用できません。
ご自身に合ったサービスを探して契約手続きをするのを手間に感じる方もいらっしゃるでしょう。
テザリングのメリット・デメリット
テザリングのメリット
メリット①スマホがあれば接続できて荷物が増えない
テザリングは、対応のスマホさえあれば利用できるため、余計な荷物増えません。
お使いのスマホがテザリング機能に対応している場合、外出先でほかのスマホ、タブレット、ゲーム機などに接続することができます。
メリット②面倒な契約が不要
スマホを親機としてほかの端末をインターネットに接続するテザリングは、スマホの契約がお済の場合、面倒な手続きは必要ありません。
別途で契約の必要なく手軽に機能を使えるのは大きなメリットと言えます。
メリット③低コストで利用できる
テザリングは、お使いのスマホの基本料金だけ、または基本料金+550円で利用できます。
ポケット型Wi-Fiを別で契約するよりもコストは抑えられるのも良い点ですね。
テザリングのデメリット
デメリット①接続が不安定になってしまうことがある
テザリングは、ポケット型に比べて通信が不安定になることが多いです。
理由は、そもそもの最大通信速度がポケット型Wi-Fiと比べて劣るのに加えて、テザリング以外にほかのWi-FiやBluetoothに接続している機器があると電波干渉を起こす可能性があるから。
長時間デザリングを使い続けるとストレスを感じてしまうかもしれません。
デメリット②スマホのデータ通信容量が減ってしまう
テザリング機能を使うとスマホの残データ通信容量が減ってしまいます。
通信容量が少ないプランでスマホをご契約中の方は、テザリング機能の使い過ぎには要注意です。
デメリット③スマホのバッテリー消耗時間が速くなる
スマホでテザリング機能を使うと、どうしてもバッテリーの消耗時間は普段より早くなります。
外出先でテザリングしたい場合は、モバイルバッテリーを持ち込んだりして、バッテリーの減りに対応しなくてはいけません。
結局どっちがおすすめ?
ポケット型Wi-Fiとテザリングは、人によってどちらがおすすめか分かれます。
それぞれがおすすめの人を以下にまとめました。
ポケット型Wi-Fiがおすすめの人
・外出先でも大容量のデータ通信を楽しみたい人
・通信が安定した状態で長時間連続通信を楽しみたい人
・複数の電子機器を同時に接続したい人
テザリングがおすすめの人
・荷物をなるべく少なくしたい人
・外出先ではたまにしかWi-Fiを使わない人
・契約手続きが面倒な人
まとめ
ポケット型Wi-Fiとデザリングの違いはお分かりいただけましたか?
それぞれがおすすめなのは、以下に当てはまる方です。
ポケット型Wi-Fiがおすすめの人
・外出先でも大容量のデータ通信を楽しみたい人
・通信が安定した状態で長時間連続通信を楽しみたい人
・複数の電子機器を同時に接続したい人
テザリングがおすすめの人
・荷物をなるべく少なくしたい人
・外出先ではたまにしかWi-Fiを使わない人
・契約手続きが面倒な人
それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に合ったほうを使うことをおすすめします。
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)