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2023年4月現在、日本で利用できる最新Wi-Fi規格は「Wi-Fi6」です。
理論的には、すべての規格のなかで最高速度の通信を楽しめます。
高速通信にこだわってポケット型Wi-Fiを利用したい人のなかには『Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiはあるの?』と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、最新Wi-Fi規格「Wi-Fi6」についての基礎知識や、Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiを利用するメリットとデメリットをまとめています。
Wi-Fi6について詳しく知りたい方はぜひ本記事を参考にしてください!
そもそもWi-Fi6ってなに?
「Wi-Fi6」とは、2023年4月現在、日本で利用できる最新Wi-Fi規格のことをいいます。
自宅だけではなく、会社や飲食店、街中でも当たり前に利用されている「Wi-Fi」にはいくつかの規格があり、年々進化して最新のWi-Fi規格が誕生しているのです。
Wi-Fi規格の歴史
Wi-Fi規格はどんどんスペックを上げて新しい世代のものが開発されています。
2023年4月の時点では、日本で利用可能な最新のWi-Fi規格は「Wi-Fi6」、「Wi-Fi6E」ですが、すでに「Wi-Fi7」が開発されており、2024年を目安に日本でも利用できるようになると言われています。
世代 |
規格名 |
最大通信速度 |
周波数 |
第7世代
【Wi-Fi7】 (2024年) |
IEEE 802.11be | 46Gbps | 2.4GHz
/5GHz /6GHz |
第6世代
【Wi-Fi6E】 (2022年) |
IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz
/5GHz /6GHz |
第6世代
【Wi-Fi6】 (2019年) |
IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz
/5GHz |
第5世代
【Wi-Fi5】 (2013年) |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | /5GHz |
第4世代
【Wi-Fi4】 (2009年) |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz
/5GHz |
第3世代
【Wi-Fi3】 (2003年) |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
第2世代
(1999年) |
IEEE 802.11a | 54Mbps | /5GHz |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz | |
第1世代
(1997年) |
IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz |
表で見比べると最大通信速度の差は歴然です。
現時点で利用できる最高スペックのWi-Fi6最大通信速度は、9.6 Gbpsなのに対して、次世代通信Wi-Fi7の最大速度は、46Gbps。
実に4倍以上もの値となっています。
Wi-Fi6でも十分な高速通信が楽しめるので、Wi-Fi7の大幅高速化が体感どれほどのものなのか、気になるところです。
Wi-Fi6を使うメリットとデメリット
メリット
Wi-Fi6を使うメリットは、大きく分けて3つあります。
Wi-Fi6を使うメリット①高速通信が叶う
Wi-Fi6を使う最大のメリットは、高速通信が叶うという点です。
インターネットで動画を高画質で視聴する際や、オンラインゲームをプレイする際には、大容量のデータ転送が必要なため、高速インターネット通信が叶う環境が望ましいです。
Wi-Fi6は、2023年4月現在、日本で利用できるWi-Fi規格のなかで最も高速通信が叶います。
Wi-Fi6を利用することによって、4Kや8Kなどの高画質動画の視聴が可能になることに加えて、これまでデータの送受信に要していた時間を大幅に短縮することができます。
Wi-Fi6を使うメリット②回線の混雑に強い
Wi-Fiは、同時に繋ぐ端末台数が多いと通信が混雑してしまい、速度が低下してしまったり、繋がりにくくなってしまったりします。
ですが、Wi-Fi6の場合は、複数のユーザーの通信を同時に行うための直交周波数分割多元接続(OFDMA)という技術が使われているため、複数端末を同時接続している状態でも、快適なインターネット通信が楽しめます。
Wi-Fi6を使うメリット③省エネなのでスマホ、パソコンなどのバッテリー消費量が少ない
Wi-Fi6は、省エネなので、Wi-Fiに繋ぐスマホやパソコン、タブレットのバッテリー消費量が少ないという特徴があります。
というのも、Wi-Fi6には、TWT(ターゲットウェイクタイム)という機能が備わっているからです。
Wi-Fiから端末へのデータ通信を、信号受信待機の必要がない時に端末の通信機能を自動的にスリープ状態に変えることで消費電力を抑えることができます。
そのため、従来のWi-Fi規格よりもバッテリーの消費を大幅に抑えられるのです。
デメリット
快適な高速通信を楽しむことができるWi-Fi6ですが、デメリットが1つあります。
Wi-Fi6を使うデメリット①Wi-Fi6に対応する機器を選ばないと本来の高速通信を楽しめない
Wi-Fi6は古いバージョンとの下位互換性があるため、非対応端末だったとしても普段通り利用することは可能です。
ただ、Wi-Fi6に対応している端末に接続しなければ本来できるはずの高速通信が楽しめません。
高速通信を利用したい場合は、ポケット型Wi-Fi本体も接続機器もWi-Fi6に対応している必要があります。
Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiが利用可能!おすすめプロバイダ
小型で持ち運びができ、外出先でもスマホやパソコンをインターネットに接続できるというメリットがあるポケット型Wi-Fi。
Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiを利用したいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
現在、Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiを利用できるプロバイダはいくつかありますが、なかでもおすすめのプロバイダはUQ WiMAXです。
UQ WiMAXの特徴
UQ WiMAXは、元祖WiMAXのプロバイダです。WiMAX回線の提供元であるUQコミュニケーションが運営をしています。
会社が大手で知名度が高く利用者も多いため、契約するにあたっての信頼性は高いでしょう。
サービス・サポート面が業界内で一番しっかりしているのが特徴です。
また、契約の前に利用できる「Try WiMAX」という15日間レンタルサービスを提供しているので、通信速度などに不安がある方は事前にお試しが可能です。
おすすめできる人
・プロバイダの安心感と信頼性を求める方
・手厚いサポートを求めている方
・契約の前にWiMAXをお試し利用したい方
UQ WiMAXで利用できるポケット型Wi-Fi【Wi-Fi6対応】
【Speed Wi-Fi 5G X11】
製造元 | NECプラットフォームズ |
カラー | チタニウムグレー/スノーホワイト |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+/4G/5G(Sub6) |
最大通信速度 | 下り最大:2.7Gbps
上り最大:183Mbps |
連続待受時間 | 約400時間(初期設定時) |
最大同時接続台数 | Wi−Fi:16台 / USB:1台 |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) |
USBインターフェース | タイプC |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
サイズ | 約136(横幅)× 68(高さ)× 14.8(奥行き)mm |
重量 | 約174g |
まとめ
Wi-Fi6についてお分かりいただけたでしょうか。
Wi-Fi6は、現在日本で利用できるWi-Fi規格のなかで最も高速通信を楽しめるのが特徴です。
ポケット型Wi-FiのなかにもWi-Fi6に対応している端末はあります。
外出先でも高速通信を楽しみたいとお考えの方は、Wi-Fi6に対応しているポケット型Wi-Fiの利用を検討してみるのもありかもしれません。
ただ、Wi-Fi6に対応している機器を接続しないと本来のパフォーマンスができないというネックもあるのでご注意ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)