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インターネット回線を選ぶとき、よく比較されるのが「フレッツ光」と「NURO光」。
どちらも人気が高く、多くの家庭やビジネスで使われていますが、実はその回線構造・料金体系・提供エリア・速度の実力などには、大きな違いがあります。
この記事では『フレッツ光とNURO光どっちを選ぶべき?』と悩んでいる方のために、フレッツ光とNURO光の特徴・違い・向いている人をわかりやすく解説します。
フレッツ光とNURO光の基本情報
まずは、フレッツ光とNURO光の基本情報を見ていきましょう。
●フレッツ光の基本情報
フレッツ光は、NTT東日本・西日本が提供する光回線サービスで、全国的に最も普及している光インターネット回線の一つです。
回線速度は最大1Gbps、プロバイダ(So-net、BIGLOBEなど)と別で契約して利用します。
主な特徴
・提供エリアが非常に広い(全国対応)
・プロバイダは別契約で自由に選べる
・法人・公共機関にも多く採用されている
NURO光について
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する、最大2Gbps〜10Gbpsの超高速インターネット回線です。
一部地域限定の提供ではありますが、その通信速度の速さから、ゲーマーや動画視聴ユーザーに人気が高まっています。
主な特徴
・プロバイダ(So-net)込みの月額料金
・無線LAN・セキュリティソフト標準装備
・独自回線で通信速度に定評がある
フレッツ光とNURO光の違い
フレッツ光とNURO光具体的な違いについてみていきましょう。
●使用回線の違い
フレッツ光はNTTの光回線を使った回線です。
ドコモ光やソフトバンク光などの〝光コラボ〟に該当するサービスも同じ回線を借り受けています。
信頼性がある一方で、多くのユーザーが同じ回線を利用するため、時間帯によって速度が低下しやすい傾向があります。
一方、NURO光はソニーグループの独自回線を使っており、他社と帯域を共有しないため、混雑に強く、安定した高速通信が可能です。
●料金の違い(2025年最新情報)
月額料金の違いは以下の通りです。
光回線 | 戸建て | マンション |
フレッツ光 | 戸建て:5,940円~+プロバイダ料金 | 東日本:3,355円~4,455円+プロバイダ料金
西日本:3,520円~4,950円+プロバイダ料金 |
NURO光 | 5,200円 | 2,090円~2,750円 |
フレッツ光は、プロバイダ料金が別なので契約するプロバイダによって月額料金が異なります。
月額料金の安さのみを重視する場合はNURO光のほうがお得でしょう。
●提供エリアの違い
フレッツ光は全国対応なので、ほぼどこのエリアでも導入可能です。
一方で、NURO光は以下のエリアに限られています(2025年7月時点)
NURO光のサービス提供エリア
東日本[東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城・北海道(一部を除く)]
西日本[静岡県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、兵庫県、奈良県、京都府、大阪府、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県(一部を除く)]
地方や離島に住んでいる方は、まずNURO光が使えるかどうか、公式サイトでの提供エリア検索が必要です。
それぞれのメリット・デメリット
フレッツ光とNURO光、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう
●フレッツ光のメリット
①全国対応で導入しやすい
北海道から沖縄まで、ほぼ全国に提供されており、地方や離島でも利用可能で、対応エリアの広さでは圧倒的です。
②プロバイダが自由に選べる
OCN・So-net・BIGLOBEなど、さまざまなプロバイダを選択可能。通信品質やサポート内容を比較し、自分に合ったサービスを選べます。
③NTTグループの安心感と実績
長年の提供実績があり、安定性や信頼性が高いのもポイント。
法人や公共施設にも多く導入されています。
●フレッツ光のデメリット
①プロバイダとの別契約が必要
回線とプロバイダを別々に契約する必要があり、月額料金の支払いも別になるので少々手間に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
②通信速度がNURO光より劣る場合がある
最大1Gbpsの速度でも、実効速度は100~300Mbps程度になることもあり、回線混雑の影響を受けやすい場合もあります。
③料金体系がやや複雑
回線とプロバイダの組み合わせによって月額料金が変動するため、初めての人には少しわかりづらいことも。
●NURO光のメリット
①プロバイダ料金込みのシンプルな月額制
So-netプロバイダ込みで、わかりやすい料金体系です。追加費用を心配せず使えます。
②無線LANルーター&セキュリティ付き
標準でWi-Fi機能付きルーターとセキュリティソフトが含まれていて、お得感があります。
③通信の安定性・低遅延に優れる
独自の回線設備とIPv6標準対応により、混雑の影響を受けにくく、ゲームやビデオ通話にも最適です。
●NURO光のデメリット
①提供エリアが限定的
都市部を中心とした一部エリア(関東・東海・関西・北海道・九州など)のみで、地方や山間部では導入不可な場合もあります。
②開通までに時間がかかることがある
工事が2回(宅内と屋外)必要なため、申込みから実際の開通まで1〜2ヶ月かかることも珍しくありません。
③集合住宅では導入できないケースもある
NURO光 for マンションの対応物件でないと契約できないため、アパート・マンションの環境によっては使えない可能性があります。
結局どっちがおすすめ?
フレッツ光とNURO光、どちらがおすすめかはご自身のニーズによって異なります。
ご自身にとってどちらが最適かよく見比べて選ぶようにしてくださいね!
【フレッツ光がおすすめな人】
・NURO光のエリア外に住んでいる
・安定した実績と信頼感を重視したい
・プロバイダを自分で選びたい
・法人や業務用の用途で使いたい
【NURO光がおすすめな人】
・とにかく速い回線を使いたい
・オンラインゲームや高画質動画視聴が多い
・プロバイダ込みで料金がシンプルな方がよい
・サービス提供エリア内に住んでいる
まとめ
本記事では、フレッツ光とNURO光は、どちらも信頼できるインターネット回線です。
ただし、何を重視するかによっておすすめが変わります。
あなたの住んでいる地域・使い方・予算に合わせて、最適な選択をしてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)