目次
iPhoneには、ほかのデバイスにインターネットを共有するための「インターネット共有」機能が搭載されています。
この機能は「デザリング」と呼ばれ、パソコンやタブレットをWi-Fiがない状態で利用したいときに便利です。
1台のiPhoneにモバイル通信の電波が届いていればデザリングを利用できます。
iPhone自体をポケット型Wi-Fiのように利用するイメージです。
本記事では、iPhoneでデザリング機能を使う方法と、デザリングとポケット型Wi-Fiの違いについて解説しています。
iPhoneでデザリング機能を使いたい方、デザリングとポケット型Wi-Fiの違いを知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね!
iPhoneでインターネット共有!デザリングの手順
まずは、iPhoneでインターネット共有「デザリング」機能を利用する手順を解説していきます。
iPhoneでデザリングを行う手順
手順①iPhoneの「設定」アプリを起動し、「インターネット共有」を選択
手順②「ほかの人の接続を許可」と書かれたスイッチを選択
手順③「Wi-Fiのパスワード」を選択し、インターネット共有のパスワードを設定する
デザリングの接続方法
iPhoneのデザリング機能の設定を済ませたあとに、テザリングの接続方法は、3種類あります。
①Wi-Fiを使って接続
②Bluetoothを使って接続
③USBを使って接続
一般的には、通信速度が速くて使い勝手が良いWi-Fiを用いた接続方法が最も良く使われます。
デザリングとポケット型Wi-Fiの違い
デザリングは、簡単に言えばお使いのiPhoneがポケット型Wi-Fiのような役割を担うイメージです。
ですが、役割こそ似るもののデザリングとポケット型Wi-Fiには大きな違いがあります。
ポケット型Wi-Fiとテザリングは具体的にどのような違いがあるのか解説していきます。
2つの大きな違いはおもに、料金、通信速度、データ容量の3つです。
料金
ポケット型Wi-Fiの通信量は、サービスによってバラつきはあるものの、月額3,000~5,000円程度です。
一方、テザリングはお使いのスマホの通信料金5,000円~10,000円とキャリアによっては追加料金500円程度で利用できます。
通信速度
ポケット型Wi-Fiの平均的な最大通信速度は最大2,700Mbps程度なのに対してテザリングは、最大100Mbps程度です。
最大通信速度は圧倒的にポケット型Wi-Fiのほうがテザリングを上回ります。
データ容量
ポケット型Wi-Fiのデータ容量は、契約するプランによって変わります。
月に~10GBまでの少ない容量プランからほぼ無制限の大容量プランまで、各社さまざまなプラン内容を提供しています。
テザリングは、お使いのスマホのデータ通信容量と変わりありません。データ通信容量が少ないプランでスマホをお使いの方はテザリングを利用すると残データ容量も減ってしまうのでご注意ください!
結局デザリングとポケット型Wi-Fiどっちがおすすめ?
デザリングがおすすめの人
デザリングがおすすめの人は以下に当てはまる方です。
デザリングがおすすめの人
- 契約なしですぐに利用を始めたい方
- 頻繁にWi-Fiを利用しない方
- 荷物を増やしたくない方
デザリングは、ポケット型Wi-Fiのように契約は必要なくすぐに利用できます。
申請が必要な場合もありますが、電話やWEB上で手続きが完結するのでお手軽です。
ただ、使いすぎるとiPhoneの充電の消耗や、速度制限にかかってしまう心配があります。
外出先で頻繁にインターネットを使いたい方は、ポケット型Wi-Fiの利用がおすすめです。
ポケット型Wi-Fiがおすすめの人
ポケット型Wi-Fiがおすすめの人は以下に当てはまる方です。
ポケット型Wi-Fiがおすすめの人
- 外出先で頻繁にWi-Fiに接続する機会がある人
- 複数の端末を同時接続したい人
- iPhoneのバッテリーが減るのが気になる人
ポケット型Wi-Fiはデザリングより通信速度が上回っているうえ、大容量のデータ通信プランも利用できます。iPhoneの充電が減る心配もありません。
そのため、外出先でも頻繁にインターネットを利用する機会がある方はポケット型Wi-Fiがおすすめです。
ただ、ポケット型Wi-Fiは契約の手間がかかってしまうのと、月額料金がかかってしまいます。
仕事や勉強でインターネットを使う機会が多い方はポケット型Wi-Fiの契約をご検討ください!
まとめ
iPhoneのインターネット共有「デザリング」機能を使う手順はお分かりいただけましたか?
デザリング機能は、iPhoneがポケット型Wi-Fiの代わりになるようなイメージで利用できます。
モバイル通信の電波があれば気軽に他端末をWi-Fiに接続できて便利です。
ただ、デザリングには、iPhoneの充電が減ってしまう、データ通信量を気にしなければいけないというデメリットがあります。
iPhoneの消費電力を抑え、データの通信量を抑えたい方はポケット型Wi-Fiを利用するのもおすすめです!
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)