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皆さん、J:COM電力って聞いたことがありますか?
J:COM電力とは、国内最大手のケーブルテレビ事業を展開するJ:COM株式会社(元:ジュピターテレコム)による電気のサービスのことです。
2016年から一般家庭向けの電力販売を開始し、2021年4月には契約世帯が100万件を突破しているそうです。
驚きの普及率ですよね~!
では一体、J:COM電力はどんなところがお得なのでしょうか。
今記事では、J:COM電力のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。
J:COM電力を検討している方や少しでも電気代を安くしたいと考えている方はぜひ最後までご閲覧ください!
J:COM電力を申し込めるのは誰?
J:COM 電力はこれまで、他のJ:COMサービスとセットでしか契約することができませんでした。
つまり、J:COMユーザーしか利用できなかったのです。
しかし2021年4月より、電気だけの契約も可能となりました。
J:COM 電力の供給エリアは以下をご覧ください。
〈J:COM電力の供給エリア〉
・北海道電力エリア ・東北電力エリア ・東京電力エナジーパートナーエリア ・関西電力エリア ・中国電力エリア ・九州電力エリア |
J:COM電力のメリット・デメリット
それでは、皆さんが気になっているであろうJ:COM電力のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
メリット
◎電気代が以前より安くなる!
J:COM電力の一般家庭向け電気料金プランは、大手電力会社の従量電灯プランと料金体系が同じで、単価が割安に設定されています。
そのため、切り替えることによって電気代が安くなることは確実です!
電気使用量によって安くなるかどうかが変わってしまう電気料金プランも少なくない中、“電気使用量にかかわらず電気代が下がる”というのはかなり大きなメリットだと言えます!
ちなみに、割引率は電気使用量に応じて高くなります!
◎オール電化でもお得になる!
J:COM電力には、オール電化用のプランがあります。
オール電化住宅とは、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの機器を導入することで調理・給湯・冷暖房などに用いるエネルギーを全て電気によってまかなうシステムを備えた住宅のことを言います。
オール電化の家庭は、従来の電力会社からJ:COM電力に切り替えることで割引を受けることができます!
割引率はプランによって異なりますが、大手より0.5%~3%の割引が設定されているので、切り替えたほうが断然お得だということが分かりますよね!
◎解約に関する違約金がない!
J:COM 電力に関する記事で、たまに「解約金がかかる」という記述を見ます。
実際に、以前は契約期間の制約と違約金が設けられていました。
しかし、現在では、J:COM 電力では契約期間の制約がなく、いつ解約をしても違約金が発生することはありません!
そのため、試しにJ:COM電力にしてみることができます!
ただし、電気の契約内容を変更する場合(アンペア容量の変更など)には手数料がかかることがありますので、お気をつけください!
◎J:COMに加入しているのであればセット割でおトクに!
家のテレビ系と電話とパソコン系と電気契約をjcomに1本化したら月額かなり安くなったよ🥳🤣セットなら工事代も無料、前契約の解約金を上回るポイント還元付きよ👏👏👏(´∀`*)ウフフ
— 🧢tacchan👻🍊 (@tacchantwyn) February 8, 2020
J:COMの他サービスとセットにすることで電気代を節約することができたという声が寄せられています。
セット割を適用することで電気代を節約でき、さらにインターネットや電話の料金まで節約できる上、それらをJ:COMにまとめることで支払いなどの管理がしやすくなったという点も評価されています。
◎電力使用料が多いほど電気代が節約できる
電気使用量が多いご家庭では電気代を大幅に節約することが可能です。J:COMの従量プランでは301kwh以上だと10%も割引されるので、電気を多く使うご家庭にとっては家計にやさしいプランだといえます。
デメリット
●電気代が大して安くならなかった……
一人暮らしや家に人がいる時間が少ない家庭など電気の使用量が少ない場合、J:COM 電力にしてもほとんど電気代は安くなりません。
電気使用量が少ない場合は割引率が0.5~1%と小さくなっています。
J:COM電力にして損をすることはありませんが、もっと安くなってほしいと思う方には物足りないかもしれませんね。
その場合は他の電力会社も検討してみてください!
●他のサービスとセットにしても電気料金は変わらない
J:COMでは、電気以外にもテレビやインターネットなどたくさんのサービスを提供しています。
他のサービスはセット割引がありますが、電気についてはJ:COMの他のサービスとまとめてもセット割引になりません。
以前は「電力セット割」として、月330円割引になる特典がありましたが、現在は受付を停止しています。
こちらも特に損をするわけではないので、心配しないで下さい。
J:COM電力がおすすめな人とは
J:COM電力は、インターネットやケーブルテレビも割引になる「電力割セット」が適用でき、電気だけではなくJ:COMのサービスも併せてお得に使えるのが魅力です。
しかも、実はJ:COM電力の電気料金プランは、使えば使うほどおトクになるしくみで、毎月の電力量料金が多い方にとっておすすめなのをご存じでしたか?
このご時世、在宅時間が増えた方が多くなったのでないかと思いますが、そんな方にはぴったりのサービスです。
J:COM電力の電気代が高いという声もネットにはあるので、ここではJ:COM電力の各プランや料金、そして電気代が高くなってしまう原因などを解説していきます。
他の電力とネットセットの光回線
他にもインターネットと電力がセットになっている光回線も多くあります。光熱費やインターネットなどの固定費はまとめてお得にすることがおすすめです。
インターネット | 電気 | ガス |
auひかり | auでんき | auガス |
ソフトバンク光 | ソフトバンクでんき | ソフトバンクガス |
コミュファ光 | 中部電力 | カテエネガス |
ビビック光 | 九州電力 | 九電ガス |
メガエッグ光 | 中国電力 | 広島ガス |
NURO光 | NUROでんき | NUROガス |
eo光 | eo電気 | 関電ガス |
J:COM電力の電気料金の特長
J:COM電力の電気料金プランは、インターネットやケーブルテレビなどのサービスと、電気がセットになったプランを揃えています。
J:COM電力の電気料金プランには、お住まいのエリアごとに「家庭用コース 従量A/B/C」として、一般家庭向けと店舗や事務所向けのプランがあります。また、オール電化住宅向けのプランも用意しています。
注意点としては、J:COM電力の「電力セット(長期契約プラン)」を契約更新月以外に解約をすると契約解除料金がかかってしまうこと。
解除料金は、セットのプランごとに変わります。
契約更新期間以外のプラン変更でも、プランによっては契約解除料金が発生する場合があります。
契約更新期間は、契約更新月の前月に送付されるお知らせメール・ハガキ、もしくはWEBで確認できるので、チェックしておくといいでしょう。
また以下の場合に3,300円(税込)の、サービス変更手数料がかかる場合もあります。
・J:COM電力を含む長期契約プランからJ:COM電力を含まない長期契約プランへ変更する場合
・電力サービス開始日から1年未満で、かつ契約電流または契約容量の減少を伴う契約種別・アンペアに変更する場合※申し込みと同時に変更する場合を除く。
・J:COM 電力の契約種別・契約プランを変更された日から1年未満で、かつ契約電流または契約容量の減少を伴う契約種別・アンペアに変更する場合
毎月の電気代も年間トータルでも安い!
ご家庭の電気代がお得になると同時に、他のネットやテレビ、電話などのサービス利用料金も割引になるJ:COM電力をご紹介します。
まず、電気代の安さについて。こんなデータがあります。
- 2017年の使用電気料金が月額平均12,834円
- 夫婦二人+子供二人の四人家族
- 50A契約
この条件の場合で比較すると、
例えば東京電力では電気代が年間合計154,008円であるのに対し、J:COM電力家庭用コースの場合は147,312円となり、年間合計で約6,696円もお得になるとの目安が出ています。
電力セット割でJ:COMのサービス利用料金が割引に!
J:COM電力の加入には、J:COMの他サービスとセットになった電力セット(長期契約プラン)へ加入、契約変更が必要となります。
そのセット割では、J:COM電力 家庭用コース+ネット、テレビ、電話のうち二つのサービスを選択し、利用することが可能です。
どのくらい割引が利くのかというと、戸建住宅では最大7,200円、集合住宅では3,600円が割引となります。
毎月の支払総額からエリア、建物の形態に応じて以下の金額が割引されます。
戸建て | マンション | |
関東・関西・札幌・仙台エリア | 300円×24ヵ月 | 300円×12か月 |
福岡・熊本・大分・下関エリア | 500円×24ヵ月 | 500円×12か月 |
日々使用するあらゆる電力の他にも、ネット、テレビ、電話などのサービスも家庭では必要になりますよね。J:COM電力ではこのうち二つを選んでサービスを受けることができます。
J:COMだからこそできる、「地域密着」型の対応
J:COMには全国505万世帯をカバーしてきた充実のサポート体制があり、全国12カ所に自社運営のカスタマーセンターを設置しています。
約3,400名のオペレーターが幅広いお問い合わせに365日対応しており、400名の専門部隊がアフターフォローを行っているので、万が一の時でも安心ですね。
また、新電力と呼ばれる新たに電気の販売を行う会社では、オール電化に対応しているところが多くありませんが、J:COM電力は大手電力会社のオール電化プランに対応した料金プランがあります。
そんなJ:COM電力の提供エリアはJ:COMの提供エリアと同じく、幅広い地域に展開しています。
・関東エリア
・関西エリア
・福岡、熊本エリア
・大分エリア
・下関エリア
・札幌エリア
・仙台エリア
J:COM電力の電気代が高い!その理由とは
残念ながらJ:COM電力を契約したのに、思ったより電気代が高かった…という方もいるのではないでしょうか。
その場合、大きく分けて2つの要因が考えられます。
電気使用量が少ない
J:COM電力の電気料金は、「電力セット割」が適用されると、電力量料金の第1段階料金が0.5%、第2段階料金が1%、第3段階料金が10%割引されます。
つまり、J:COM電力は電気使用量が多いほど割引率が高くなるというしくみになっています。
特に、毎月の電気使用量が301kWhを超えると割引率が10%に上るので、たくさん電気を使うご家庭にメリットがあるのです。
そのため、毎月の使用量が少ないと、あまり安さを実感できないということになります。
再エネ賦課金などの値上がりの影響
J:COM電力で請求される毎月の電気料金の内訳は、【基本(最低)料金+電力量料金単価×使用量】に【燃料費調整単価×使用量+再エネ賦課金単価×使用量】が足し引きされて計上されます。
使用料にかかわらず毎月払う固定費用の基本(最低)料金と、使用料分の電気料金がかかるのは、皆さんイメージできるかと思います。
「燃料費調整単価」は、火力発電で使う燃料の輸入価格が常に変動しているために、その変動分を調整するために毎月自動的に電気料金に含まれて請求されてくるもので、ほぼ全世帯・施設が対象です。
「再エネ割賦金」とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略で、風力発電・地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー発電を普及・拡大させるために、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するものです。すべての世帯・施設が対象となり、単価は国が決めています。
特に「再生エネルギー発電促進賦課金」については、年々値上がりをしているという事実があります。 基本料金・電力量料金を割安なものを選んだとしても、この「再エネ賦課金」の影響を受けて、毎月の電気料金にたいして変化を感じない、もしくは割高になっているように感じるという可能性が考えられます。
JCOM電力を契約しても品質は同じ
JCOM電力を契約すると今までの電力会社と変わってしまうことを不安視される方もいるものの、品質は同じです。
契約している電力会社との解約手続きも室内工事の必要もありません。
日本の電力市場は地域電力会社によって独占体制が続いていたものの、電力自由化によって新規事業者の参入が始まりました。
そして小売電気事業者によって自由に料金設定が行われています。
それぞれの新電力会社が従来の地域電力会社の料金と比べて格安の料金設定としており、ユーザーにとって嬉しい要素です。
JCOM電力も例に漏れず従来の地域電力会社の料金と比べると格安の料金設定をしています。
もちろん電力自由化となったことでJCOM電力以外の新電力会社を選択する方法もあります。
そして万人にとって選択すべき電力会社はないと考えた方がよいでしょう。
それぞれの新電力会社が差別化を図ることを目的に異なるプランを用意しています。
JCOM電力はJCOMの利用者が一緒に支払いができたり3人以上の世帯の場合はお得度が高いです。
まとめ
J:COM電力はいかがでしたか?
メリットとデメリットを紹介しましたが、正直メリットのほうが大きいです。
現在の電力会社から切り替えて損するわけではありませんし、例え気に入らなくても解約金がかかりませんので試して見る価値はありそうです!
また、JCOMの利用者がJCOM電力を合わせて契約することによってお得になるセット契約もあります!
インターネットとテレビそして電気やガスとすべてを一緒にできるプランも用意されています。
これからJCOMを契約しようと思っているのなら視野に入れてみてはいかがでしょうか。