目次
突然の雷雨や激しい落雷。
自然の力に驚かされることは多いですが、それ以上に困るのが「インターネットの不調や停止」。
特に光回線やWi-Fiが使えなくなると、仕事もプライベートも大混乱ですよね。
実際、落雷は家庭内の通信機器に深刻なダメージを与えることがあり、プロバイダや回線装置が雷による影響で故障するケースは少なくありません。
この記事では、auひかりのプロバイダ「au one net」がどのように落雷による通信障害を防いでいるのか、そして私たちユーザー側でできる予防策・対処法を詳しく紹介します。
落雷による通信障害とは?
なぜ雷でネットが使えなくなるのか?
雷のエネルギーは非常に強力で、落ちた場所から数キロ範囲にまで電磁波や電流の影響を与えることがあります。これにより、
・電源ケーブルを通じて過電圧が発生
・LANケーブルや電話線経由で回線機器にダメージ
・モデム、ルーター、ONU(光回線終端装置)が破損
などのトラブルが起こる可能性があります。
雷サージ」とは?
雷の電流が電線や通信線に「誘導」される現象で、家庭内機器へ過電圧が流れ込みます。この雷サージが原因で通信機器が壊れる事故が多発しています。
au one netが行っている落雷対策
利用者への注意喚起
KDDI(au)は公式サイトで雷対策について詳細な情報を公開しています。以下のような注意点が強調されています。
・雷が鳴り始めたらモデムやルーターの電源を切り、ケーブルを抜く
・長時間家を空ける際は電源プラグをコンセントから抜く
・必要に応じて、雷ガード付きの電源タップを使う
参考:落雷対策|au公式サポート
通信設備の耐災害設計
auひかりでは、雷や災害に備えて次のようなシステム構築を行っています。
・基幹通信ルートの多重化(冗長設計)
・重要設備への落雷保護・電源保護
・非常用電源・バックアップ体制の整備
これにより、ユーザーが雷の影響を受けた場合でも、通信サービス自体は止まらずに済むように対策が施されています。
ユーザー側ができる雷対策まとめ
au側の対策と同時に、家庭での予防策も非常に重要です。以下に主な対策をまとめました。
・電源を切る…雷が近づいたらモデム・ルーターの電源をOFFにし、プラグを抜く。
・ケーブルを外す…LANケーブルや電話線など、雷が伝わりやすい配線も外す。
・サージ付きタップ使用…雷サージ対応の電源タップを使うと過電圧をカットできる。
・アース接続…アース端子付きコンセントで機器の接地を行うとリスクを軽減できる。
・バックアップの習慣化…万一に備えて、重要データは外部メディアやクラウドに保存。
落雷後にインターネットが使えなくなったら
万が一、落雷のあとにネットが使えなくなった場合は、次の手順で確認しましょう。
ステップ1:電源とケーブルの確認
コンセント・タップの接続状態
モデム/ONU/ルーターのランプの状態
ステップ2:機器の再起動
機器の電源を切って数分待ち、再度起動
順番に接続する(ONU → ルーター → PCなど)
ステップ3:他の機器で確認
スマホや他のPCでも接続できないか試す
別のLANケーブルに差し替えてみる
ステップ4:サポートに連絡
au one net カスタマーセンターへ状況を報告
レンタル機器なら交換対応してもらえる可能性あり
まとめ
落雷は自然現象で避けられないものですが、その影響から通信機器を守ることは十分に可能です。
au one net では設備側の落雷対策やサポート体制を整備していますが、ユーザー側での予防対策が最も重要です。特に次のポイントを押さえておきましょう。
・雷が鳴り始めたら電源・ケーブルを外す
・雷サージ対応タップを使用する
・落雷後のチェック手順を覚えておく
万が一の故障にも慌てないよう、事前準備と冷静な対応を心がけましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)