■ auひかりホーム10ギガとは
KDDIが2018年3月1日から受付を始めた新サービス「auひかりⅩ(テン)10ギガ」のことです。
これは、個人向けとしては世界最速の上り/下り最大10Gbpsを提供するサービスです。
最近、ネット動画の表示が重く感じることや、ダウンロードに時間がかかるようになったと感じることがあるかと思います。
これは、家庭のネット環境は変わっていないのに、配信される動画などのコンテンツが4K・8K対応になるなどコンテンツのほうが以前よりボリュームアップしているためという理由が考えられます。
また、近年VRコンテンツなども多く登場し、コンテンツがボリュームアップしています。
そのため、このauひかりホームⅩ(テン)10ギガが誕生したと思われます。
しかし、auひかりホームⅩ(テン)10ギガの新プランで高速通信を行う際は、いくつか注意が必要です。
「10Gbps対応のLANポートを使う」「LANケーブルを10Gbps対応のものにする」「利用するパソコンが10Gbpsに対応している」等の注意点があります。
たとえば、パソコンですが、自分の保有しているパソコンが10Gbpsに対応しているかどうか調べる必要があります。
10Gbpsに対応していなければ機器を用意したところで高速通信ができません。
保有しているパソコンが高速通信に対応しているか確認し、対応していない場合は高速通信のためにLANカードを買い替えたり、パソコン自体を買い替えたりする必要があるのでご注意下さい。
また、ゲーム機やスマートフォンなどの多くは10Gbpsに対応していません。
5Gbps以上の速度をフル活用したいなら、基本的にパソコンとの有線接続になると思います。
■ auひかりホームⅩ(テン)10ギガの利用料金
auひかりホームⅩ(テン)10ギガの月額利用料金は、従来の標準プラン(1Gbps)の月額料金5,100円に追加オプションという扱いで高速サービス利用料としてホーム10ギガプランは標準プランの料金に月額1,280円が追加されます。
ですので、月額6,380円でこの超高速回線プランが利用できます。
これは3年契約のずっとギガ得プランの場合で、超高速スタートプログラムの500円割引を適用した月額料金です。
超高速スタートプログラムは、3年間適用されます。
auスマートバリューご利用の場合は4年目以降も割引は適用されます。
■ 提供エリアとプロバイダ
2018年3月1日からスタートしたプランですが、現在提供エリアは限られています。
現在提供しているエリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部と限られています。
もともと東京電力と一緒に光回線を作っていたりしていたので、関東に強いというのがあるのかもしれませんが、今後他のエリアにも拡大していくと予想されます。
プロバイダに関しては、現在利用できるのは「@nifty」、「au one net」、「BIGLOBE」、「SO-net」の4つです。
プロバイダによって提供内容が異なりますので注意してください。
■ 申し込みに関して
■ 申し込み・解約に関しての注意事項
auひかりは工事費用が実質0円になるキャンペーンを行っています。
これは、工事費用相当分が月々の料金から割引されるというものです。
今までの30か月かけて工事費用相当分になるよう割引されていたのですが、2倍の60か月かけて割引されるようになりました。
どういうことかというと工事費37,500円を今までは割る30か月の料金が割引になっていましたが、2018年の春から37,500円割る60か月の625円が月々割引されます。
つまり、5年かけて工事費相当額が割引されます。
裏を返すと、5年以内に解約する場合は、解約金のほかに、残りの工事費を一括で支払わなければいけないということです。
5年は長いと思いますので、この点は注意したほうがよいと思います。
また、解約する時には、光回線の撤去費用がかかります。
これまでは、自宅に引きこんだ回線は残しておくことができ、撤去費用はかからなかったのですが、現在は、光回線の撤去を行わなければいけなくなり、撤去費用がかかるようになりました。
これはどの速度プランでも同様のようです。
この撤去に伴う工事費用ですが28,800円ととても高額です。
そして、この工事費用とは別に解約金15,000円、1年未満の解約の場合は、高速サービス解除料2500円がかかってきます。
解約時には、合計すると46,300円と非常に高額な請求になる場合があるのでご注意ください。
これはあくまでも1年未満の解約、短期での解約の場合ですので、長期に使うユーザーにとっては関係のない話です。
引越し先での継続の場合などは、費用はかかりませんのでご安心ください。