■ auひかりとは
以前はインターネット光回線の主流と言えばNTTでした。
KDDIは契約対象でない地区や建物が多く、また規模も小さいものでした。
しかし現在は契約可能な地区や建物も増え、規模もNTTの方が大きいとはいえ以前と比べると大幅に改善されています。
auひかりの契約は以前のNTTと同じ<プロバイダ+KDDI回線>ですが、支払先と問い合わせ先窓口もプロバイダが一任しており料金やサービス体系を把握しやすいため、何かお困りのことがあっても安心です。
■ auひかりのメリット
まず、auひかりではNTTからの電話番号をそのまま移行できます。
携帯電話が普及した現在固定電話の利用は減少傾向にありますが、それでもNTTの加入者回線を利用している方は多くいらっしゃいます。
乗り換え後のNTT加入者回線は休止扱いになりますが、電話番号をNTTへ戻し、NTT回線を利用する事も可能です。
二つ目に、auひかりではプロバイダを選択することができます。
一般的に電力系の光回線を利用する場合はプロバイダと回線事業者は一体型となり、プロバイダを選ぶことはできません。
しかしauひかりでは7社(@nifty、@TCOM、ASAHIネット、auonenet、BIGLOBE、DTI、So-net)から選択でき、自由に選んでいただける幅が広がっております。
三つ目は、なんといっても速度が安定していており速いことです。
auひかりは独自の回線を使用しているため、NTTの回線と混線しません。
auひかりの回線速度は下り最大1Gbpsです。
この速さはフレッツ光と同じではありますが、実際にはユーザーが使っている環境でどのくらいの速さが出るか測った「実測速度」というものがあり、これはauひかりの方が速いことが多いようです。
このためネットにつながる速度が遅くて思うような利用環境が整わないといったことが少なく安定して高速ネットが使えるため、例えばオンラインゲーム等にも最適といえます。
これについて、他社から乗り換えた方のほとんどから高評価を得ており、auひかりなら安心して乗り換えることが出来ます。
四つ目に、auひかりには、<auスマートバリュー>というau携帯やスマホとの割引制度があります。
これはau携帯やスマホで契約しているプランにより毎月934円~2000円×家族分の金額が割引になるサービスで、特にご家族でauをお使いいただいている方であれば高額な割引を受けられます。
また、auでは「スタートキャンペーン」というものを行っており、他社から乗り換える場合の解約金を支払ってくれます。
■ auひかりのデメリット
まず、auひかりのテレビサービスは地上波の放送が見られません。
auひかりのテレビチャンネルは43種類しかなく、また画質が地デジよりも良くはないです。
録画する場合も別売りの外付けHDDは必要です。
しかしこれは、アンテナの設置をする等で解決できる問題とも言えます。
二つ目に、一概には言えないのですが、開通まで時間がかかることがあります。
auひかりの提供は、KDDIが独自に整備した光ファイバー網を使っています。
この光ファイバー網は申し込み後に回線引き込みのために工事を行うなど、NTT東西の光ファイバーを間借りすることがあるのです。
このような手続きのため、2週間前後で開通するNTT東西のフレッツ光や光コラボに比べ、auひかりは開通までに3~4週間程度のお時間をいただく場合があります。
もし乗り換えをお考えの場合は時間に余裕をもってお申込みいただけると幸いです。
三つ目に、IPアドレスが固定になるという点です。
IPアドレスとはインターネットの住所番号のようなもので、必ず割り振られています。
これが固定となるとパソコン内の情報が取られてしまう、特定されてしまう等の被害にあう可能性があると言われています。
しかし固定でないと使えないサービスもあり、一概にデメリットとも言えません。
また固定が危ないといってもしっかりセキュリティを設定すれば大きな問題はありません。
四つ目に、auひかりではマンションタイプは別ですが、残念ながら関西の2府5県と東海4県では戸建てタイプの提供がされていません。
これは全国の70%ほどと言われています。
この地域では関西ではeo光、東海ではコミュファ光といった電力会社が光インターネットサービスを提供しているのです。
なぜかというと、これらはauひかりの提供元であるKDDIの業務提供や子会社の関係にあり、競合を避ける目的で提供がなされていないのです。
■ まとめ
メリット、デメリット共に代表的なポイントを4つご紹介しました。
まとめとして、やはりauひかりは固定回線の中ではかなりの高品質であり、ご家族の中にauユーザーがいらっしゃればダントツにお安くご利用いただけます。
速度の面でも料金の面でも、特にNTTのフレッツ光からの乗り換えをお考えの場合や、auスマホのユーザーやauにお乗り換え予定がある方にお勧めできる光回線と言えます。
デメリットについては、上記のように解決方法や、考えようによってはメリットともとれることがあり、ご利用いただくにあたって特に致命的な問題とは言えないのではないかと思われます。
この機会に、お得なauひかりへの乗り換えを検討してみませんか。