目次
フレッツ光導入済みのマンションを選んで契約したのに「ポートの空きがない」と言われた、とお悩みの方がいるかもしれません。
インターネットとは切っても切り離せない世の中になっていますから、引っ越し時にインターネット契約ができないのはかなり痛いですよね。
では、ポートの空きがないと言われたらどうしたら良いのでしょうか。
本記事ではその対処方法をご紹介したいと思います。
これからマンションでフレッツ光のご契約をお考えの方は、ぜひ最後までチェックしていってください!
ポートって?
まずは、ポートと言う言葉が耳慣れしない方のために、簡単に説明していきます。
光回線でいうポートとは、光ファイバーケーブルを建物内に引き込み、各部屋やフロアに分配するための接続口のことです。
具体的に、マンションなどの集合住宅では、建物に引き込まれた光ファイバーケーブルを各住戸に分配するための装置に設けられた接続口を指します。
このポートの数よりも多くの住戸で光回線を契約しようとすると、回線が足りなくなったり、増設が必要になったりする場合があります。
マンションでポートの空きがないとどうなる?
続いては、マンションでポートの空きがない状態について説明していきます。
マンションに光回線が導入されていても、ポートに空きがなければ光回線は利用できません。
先述した通り、接続口になるので当然です。
では、空きがない状態がなぜ起こってしまうのかというと、インターネット回線利用者の年々増加しているからです。
20年以上前のインターネット利用者はそこまで多くなく、その当時の利用率を考えて集合装置が設置されていました。
当時のVDSL方式用の集合装置は、16分配と8分配のものが主流でした。
例えば、一棟に12戸が入居するマンションでも、8戸しか契約しない場合、あえてコストがかかる16分配の装置は導入しませんよね。
しかし、現在のインターネット利用者状況は当時と大きく変わり、全戸でインターネット回線を使ってもおかしくありません。
そのため新しい入居者に関しては、光回線は導入されているけれど、空きポートが無い状態が発生しまうのです。
業者はポートの空きを把握していない?
仲介する業者は、ポートの利用者数まで把握していないことがほとんどです。
ポートの空きまで理解しておらず、事実に基づいて「光回線導入済み」と言ってしまっていることも少なくありません。
入居者が契約前にNTTに問い合わせをして、ポートの空きを確認すれば解決しますが、そこまで考える方は少ないでしょう。
契約後、光回線が契約できない事態が発覚しても多くの場合、後戻りできません。
ポートの空きがなかったときの対処方法は?
続いては、ポートの空きがなかったときの解決方法をご紹介します。
以下の3つをご覧ください!
①空きが出るのを待つ
②ホームルーターを利用する
③ポケットWi-Fiを利用する
それぞれ確認していきましょう!
①空きが出るのを待つ
ポートの空きがない場合、ポートの空きが出るのを待つのも一つの手です。
利用者が引っ越すことでポートに空きが出て、利用できる場合があります。
しかし、これはあまりおすすめできません。
なぜなら、いつ空きが出るかわからないからです。
空きが出る予定があるのなら良いですが、他の契約者が退居するのか契約更新するのかはギリギリにならないとわかりません。
それまでインターネット回線なしの生活だと不便に思う方も多いでしょう。
また、装置の増設をNTTに直接願い出るのも手ですが、大家さんや管理会社から許可が必要です。
②ホームルーターを利用する
1番おすすめの方法は、ホームルーターを導入することです。
ホームルーターはコンセントに挿すだけで、自宅にインターネット回線のWi-Fi環境が整います。
そのため、建物の配線設備に関わらず、ポートが空いていなかろうが契約可能です。
また、光回線でWi-Fiルーターを利用している環境に、最も近い状態でインターネット利用ができるので、おすすめです。
③ポケットWiFiを利用する
ポケットWiFiもポートの空きがない場合に便利です。
契約してすぐに使うことができますし、コストも抑えられます。
しかし、光回線やホームルーターに比べて、圧倒的に通信品質が落ちます。
とはいえ、スマホくらいでしかインターネットを使わない方には十分です。
高画質動画を視聴したりオンラインゲームをプレイしたりなど、インターネットヘビーユーザーの方でも、ポートの空きがを待っている間に、仮でポケットWiFiを使う分にはおすすめです。
まとめ
本記事ではポートの空きがないと言われたときの対処方法をご紹介しました。
皆さんの役に立ちましたでしょうか。
フレッツ光が導入済みのマンションでもポートの空きがないと光回線の契約ができません。
その際は、必要に応じてホームルーターやポケットWiFiの利用も検討してみてください。