■ 速度が遅いことに妥協しておく必要性
こんな時は、一気に不機嫌になってしまいます。
通信速度が遅いと、動画を見たりすることや音楽を聴いたりすることに支障が生じ、データのダウンロードを行うときも読み込み時間が長くなってしまい、不満が生じることにつながってしまうでしょう。
auひかりの通信速度が遅くなってしまった場合、最終的にはauひかり側や契約しているプロバイダに連絡することになります。
ただ、その前に様々な対処方法を行ってからでも遅くはありません。
まず、対処方法を行う前にauひかりのサービス形態であるベストエフォートを理解しておきましょう。
ベストエフォートは最善の努力をするサービスという意味であり、説明どおりに実力を発揮できるとは限らないという予防線でもあります。
auひかりはタイプによっては1Gbpsで通信することができますが、そのまま出るとも限りません。
なぜなら、ネット回線の速度は同じ時間に同じサービスで通信を行っている人の数や立地などにも左右されてきますから、国内でいつでもどこでも同じ速度を出すことはほぼ不可能であることは把握しておきましょう。
そのため、基本的には通信速度については妥協が必要といえるでしょう。
快適に通信できているのならば、自分が納得する数値が出ていなくても、納得するしかありません。
それがau ひかりに代表されるベストエフォート型のサービスです。
■ 再起動と周辺機器の確認も必要
再起動を行うことで、様子がおかしかった状況が正常化し、通信速度が元の速さに戻る可能性があります。
auひかりを利用し始めたものの、思うほどの速度が出ないことを心配しているのであれば、機器のスペックを確認することも必要となってきます。ホームゲートウェイに接続しているルーターがauひかりの通信速度に対応しているどうかを確認することは重要なことです。
ルーターはすべてがauひかりの通信速度に対応しているわけではありません。
通信速度を可能な限り、高速にしていのであれば、ルーターの速度を確認し、auひかりの対応速度に対応していないのであれば、買い換えることも考えなければいけません。
通信速度が遅くなった場合は慌てずに周辺機器のスペックを確認してみましょう。
■ LANポートの規格やWi-Fi周波数にも注意
有線LANで接続しているパソコンがある場合、そのパソコンが1Gbpsでの通信に対応しているかどうかを確認しなければなりません。
そのパソコンの公式サイトなどでLANポートにおいての最大通信速度を確認することができますので、確認してみましょう。
1000BASE-T1に対応しているのであれば、auひかりの速度を発揮することができます。
Wi-Fi接続している機器で速度が出ない場合は、その機器で対応しているWi-Fiの周波数にも注意を傾ける必要があります。
Wi-Fiで使用される周波数には2.4GHz帯と5GHz帯の2種類が存在しますが、5GHz帯のほうが速度は速いです。
Wi-Fiルーターでも同様なことがいえます。
5GHzで1Gbpsまで出ることはあっても、2.4GHzでは出ないことがありますので、端末が5GHz帯に対応していないがために高速通信ができないケースも考えておくべきでしょう。
auひかりを高速で利用するには、接続する端末のスペックが重要となりますので、把握しておくことが重要となります。
■ auひかりのサポートセンターやプロバイダへの連絡
様々な規格がありますし、古いケーブルを継続的使用している場合は規格が対応しておらず、高速通信できない場合がありますから注意が必要です。
それでも快適に通信することができないのであれば、auひかりのサポートセンターやauひかりで契約しているプロバイダに連絡するしか手はありません。
連絡することで速度が遅くなってしまっている原因が判明し、最終的に速度が改善するかもしれません。念のために聞いてみることは大切といえるでしょう。
auひかりは自分が希望するプロバイダを選択することができます。
もし、速度が遅い要因のひとつにプロバイダが関係しているのであれば、プロバイダを変更することで速度が速くなるかもしれません。
ただ、auひかりは一度、解約し、再度、契約し直すという方法を取らないとプロバイダを変更することはできません。
プロバイダを変更しても月額料金は変わりませんが、違約金や初期費用が発生してしまいます。
非常にハードルが高い解決策です。
つまり、プロバイダ変更は最終手段となります。
気軽には行えない方法ですが、試してみる価値はあるでしょう。
auひかりの通信速度が遅い場合、機器の再起動や最適化である程度、改善できるかもしれません。
それでも改善できない場合は、auひかりへの連絡やプロバイダの変更を行う必要があります。