『現在利用中のフレッツ光の料金が安くなります!』などの誘い文句で電話を掛けてくる代理店を名乗る事業者からの電話。
ほとんどの場合は、悪質な勧誘電話です。
万が一電話がかかってきた場合は、対応しないことが一番ですが、言葉巧みに営業トークを展開してくるのが悪質勧誘の怖いところです。
本記事では、悪質な勧誘電話に騙されないため、信頼できる光回線事業者代理店の検索方法についてお伝えします!
『フレッツ光の料金が安くなる!』という電話の背景
NTTの関係者や関連会社職員を名乗りかかってくる悪質すぎる電話。
言葉巧みにさまざまな言い回しで宣伝されますが、実際に蓋を開けてみればNTTと一切関係のない人たちです。
悪質な電話をしてくる代理店の目的は、光コラボレーションの別プロバイダに乗り換える転用の契約をさせるためです。
そうして光コラボレーションを契約させることにより、代理店は仲介手数料を得ることになります。
とにかくどんな手を使っても転用を促すことができさえすれば利益になるので、営業をかけた相手への考慮はないのです。
〝料金が安くなる〟というのはとても魅力的ではありますが、あまり耳を傾けない方が良いでしょう。
また、光回線が安くなるというだけではなく、電話料金が安くなるという内容の電話をかけてくる悪質販売勧誘のケースもあるようです。
NTT東日本とNTT西日本ともに、公式ホームページで注意喚起を行っているので、こちらもご確認くださいね。
NTT東日本公式ホームページ→https://www.ntt-east.co.jp/info/detail/kanyu.html
NTT西日本公式ホームページ→https://www.ntt-west.co.jp/basic/attention/fake.html
光回線事業者代理店の信頼度を確かめるには?
光回線事業者には、もちろん信頼できる代理店もあります。
NTTは光回線事業者に自社の回線と保守サービスを卸で提供しています。
提供を受けた光コラボの事業者は独自サービスとして、月額料金を安くしているケースが多いです。
そのためほとんどの光コラボ回線の方が、NTTフレッツ光より月額料金が安くなるのは確かです。
しかし光コラボの事業者が電話営業や訪問での勧誘をすることもほぼありません。
電話がかかってきたり、訪問で営業された場合、悪質な勧誘とみて間違いないでしょう。
悪質な電話がかかってきたときの対処法
悪質な電話がかかってきたときには、話を続ける必要はありません。
そのまま電話を切ってしまいましょう。
あまりにも電話がしつこい場合には、はっきりと『今のままの契約で問題ない』と断るのが効果的です。
また、『正式な会社名と担当者名を教えてください』や『会話を録音しています』など、悪質勧誘会社にとって都合の悪いことを投げかけるのも効果的です。
消費者のルールについて
悪質な勧誘電話があったという声は残念ながら多くあります。
ただ、もしも勧誘によって契約が成立してしまったとしても、消費者を守るためのルールが存在しているので、ご安心ください。
総務省のホームページには「光回線サービスの電話勧誘に関する注意啓発について」のページがあり、光回線サービスには、消費者保護ルールが適用されますと記載されています。
消費者保護ルールは、以下の通りです。
電気通信事業法における消費者保護ルール
- 提供条件の説明義務
- 契約書面の交付義務
- 不実告知等の禁止
- 勧誘継続行為の禁止
- 自己の名称等を告げない勧誘の禁止
- 自己の名称等を告げない勧誘の禁止
- 苦情等の処理義務
- 電話勧誘における説明書面を用いた提供条件説明の義務化
- 利用者が遅滞なく解約できるようにするための措置を講じることの義務化
- 解約に伴い請求できる金額の制限
光コラボレーションを勧誘する側には上記のルールが適用されます。
ルールを守っていない場合、あきらかに勧誘側の責任となります。
そのため、もしもご自身が望まない形で契約してしまった場合は、早めに事業者側に申し出るか消費生活センターにお問い合わせくださいね。
総務省からの注意喚起を促すPDFも合わせて目を通しておくようにしてください。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000388714.pdf
NTT東西が光コラボレーションモデル(光回線サービスの卸売)を開始し、「転用」という簡易な手続により、NTT東西からのサービス乗換えが可能となっています。
多くの事業者が「卸売」を利用したサービスを提供する一方、不適切な電話勧誘等により、契約を巡るトラブルが発生しています。
引用:総務省からのお知らせPDF
まとめ
本記事では、悪質な勧誘電話に騙されないため、信頼できる光回線事業者代理店の検索方法についてお伝えしました。
『フレッツ光の料金が安くなる!』というような話を持ち掛けてくる悪質な代理店は多くあります。
また、消費者のルールも知っておくと、いざというときに焦らずに対応できるはずです。
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)