NTT東日本新たな法人向けネットワークサービス「Multi Interconnect(マルチインターコネクト)」の提供開始が開始されます。
同サービスを利用することで、さまざまなアクセス回線および各種ネットワークへの接続が可能なるのが特徴。
法人で多様なVPNサービスの構築・利用をしたいとお考えの場合、役立つサービスです。
本編で「Multi Interconnect」についてご紹介します。
「Multi Interconnect」とは
テレワーク化の加速に合わせて、通信量の拡大とネットワークの多様化が進んでおり、重要拠点の強化やクラウド接続を活用したネットワーク構築など、柔軟なネットワーク構築の需要が高まっていますね。
こうした多様なネットワーク構築のご要望へ柔軟に対応するべく生まれたのが「Multi Interconnect(マルチインターコネクト)」です。
「Multi Interconnect」は、フレッツ光(ベストエフォート回線)とInterconnected WAN(ギャランティ回線)を併用したネットワークを実現するのに加え、クラウドサービスとの接続を可能とするサービス。
NTT東日本は地域循環型社会の実現を目指した「REIWAプロジェクト」を推進していますが、プロジェクトを構成する「REIWAアクセス」において、多様なアクセス回線及び各種ネットワークへの接続を可能にするため「Multi Interconnect」サービスを開始するとのこと。
REIWAプロジェクトとはNTT東日本の様々なアセットを活用し、地域の課題を解決していく取組みとして立ち上げられたプロジェクトです。
サービスの特長
「Multi Interconnect」の特徴は、以下の通りです。
①Interconnected WANとフレッツ光を併用したネットワーク構築が可能
拠点の重要度に合わせて、Interconnected WANとフレッツ光を使い分けできるネットワークを実現。
②クラウド接続を活用したネットワーク構築が可能
当社ネットワーク網内から、エクスチェンジサービス事業者を経由しクラウド接続を実現。
③コネクトされるサービスをすべて一元窓口で受付可能
エクスチェンジサービス事業者毎や、サービス種別毎の問い合わせは不要。
一つの窓口で、一元対応を実現。
「Multi Interconnect」の接続イメージ
出典:NTT東日本公式HP
サービス詳細
「Multi Interconnect」では、2つの接続機能を提供しています。
フレッツ・コネクション
フレッツ光間でのVPN通信機能や、Interconnected WANとフレッツ光の間でのVPN通信機能を提供。
これにより、拠点特性に応じたアクセス回線の選択(帯域確保型又はベストエフォート型)が可能となり、より柔軟性の高いネットワークを構築できます。
利用可能なアクセスサービス
フレッツ 光ネクスト各品目(フレッツ 光ネクスト プライオ10及びフレッツ 光ネクスト プライオ1を除く)
※NTT東日本より光アクセスサービスの提供を受けた事業者(光コラボレーション事業者)が提供する光アクセスサービス(一部を除きます)も利用可能です。
クラウドインターコネクション
NTT東日本が本サービスにて連携するエクスチェンジサービス事業者を通じて、各お客さま拠点からパブリッククラウドや他社データセンターとの間、及びパブリッククラウドや他社データセンター間への閉域接続を提供。
複数のデータセンターと連携することで、顧客のニーズにあった接続を複数品目から選択すること可能です。
サービス料金
フレッツ・コネクションとクラウドインターコネクションのサービス料金は、それぞれ以下の通りです。
フレッツ・コネクションの場合
Interconnected WAN(L3)ご利用拠点とMulti Interconnect フレッツ・コネクションご利用拠点を接続。
Interconnected WAN(L3) お客さま拠点:2拠点かつ(1G×2本)、
Multi Interconnect フレッツ・コネクション 利用者拠点:2拠点 をご利用の場合
品目 | 初期費用 | 月額費用 |
Multi Interconnect | 5,280円 | 11,000円 |
Interconnected WAN | 67,100円 | 2,642,200円 |
※拠点に設置するルータ費用、フレッツ光回線に関する初期費用、及び利用料については上記に含まない
クラウドインターコネクションの場合
拠点からクラウドのIaaS (AWS) 東ロケーションに接続。
Interconnected-WAN(L3)利用者拠点側:1G×2本をご利用かつ、 Multi Interconnect クラウドインターコネクション(東ロケーション、Paired、1Gbps) を利用の場合
品目 | 初期費用 | 月額費用 |
Multi Interconnect | 営業担当者に問い合わせが必要 | |
Interconnected WAN | 67,100円 | 2,642,200円 |
※拠点に設置するルータ費用、フレッツ光回線に関する初期費用、及び利用料については上記に含まない
まとめ
今回は、フレッツ光の間のVPN通信を可能とする法人向けサービス「Multi Interconnect」をご紹介しました。
「Multi Interconnect」を導入すると、さまざまなアクセス回線および各種ネットワークへの接続が可能となります。
フレッツ光の法人向けサービスを利用している企業は「Multi Interconnect」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)