インターネットを経由せずにデータを届けるサービス「フレッツ・キャスト」をご存知ですか。
テレビの地上波のように、同じ内容をたくさんの人に同時に送るネット技術を、光回線で実現しているもので、自治体や企業、教育機関向けのサービスです。
本記事では、この「フレッツ・キャスト」と新品目の「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」についてご紹介していきたいと思います。
気になる方は、ぜひ最後までご覧ください!
フレッツ・キャストとは?
まずは、フレッツ光・キャストについて簡単に説明していきます。
フレッツ・キャストとは、「フレッツ光クロス」、「フレッツ光プライオ」、「フレッツ光ネクスト」、「フレッツ光ネクストビジネスタイプ」を契約中の方がインターネットを経由せずにデータを届けるサービスです。
動画や音声などのコンテンツを多数の人に一斉配信できるので、特定のコンテンツを大量の人に同時配信したいときに活躍します。
一般向けというよりは、自治体や企業、教育機関向けのサービスとなっています。
特徴
①高スループット
4K映像などの大容量データをスムーズに配信。
②セキュア
閉域接続のため、社内の重要なデータもセキュアに通信。
③多拠点配信
フレッツ光(コラボ光含む)1,303万回線(東日本エリア)のお客さまへデータの一斉配信が可能。
※2021年9月時点
使用用途
・自治体の防災・緊急放送
・学校の授業配信・講義の同時視聴
・企業の研修やお知らせ動画
・スポーツ・イベントの同時中継(例:地域限定配信など)
フレッツ・キャスト(地域配信プラン)
フレッツ・キャストの地域配信プランとは、フレッツ・キャストの特長はそのままに、機能提供エリアを同一県内のみとして通信を実現するプランのことです。
これにより、情報配信が必要な都道県のみを対象として、フレッツ・キャストよりも低料金での情報配信サービスが利用できます。
提供エリア
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(2024年4月時点)
参考元:NTT東日本
新品目「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」が登場!
出典:NTT東日本
続いては、2025年4月1日(火)より提供開始した「フレッツ・キャスト」の新品目「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」についてご紹介します。
従来の「フレッツ・キャスト」はフレッツ光指定のデータセンターの契約を必須としてサービスを提供していましたが、近年、多様な接続形態を要望するニーズが増えていることを踏まえ、指定のデータセンターの契約がなくても「フレッツ・キャスト」を利用できる「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」の提供をスタートしました。
お客さまのサーバ等の設備をフレッツ網に直接接続し、閉域網にてデータを届ける、高速・高品質なセンタ-エンド型ネットワークサービス「フレッツ・キャスト」および「フレッツ・キャスト地域配信プラン」の特長をそのままに、接続形態の選択肢を拡大しています。
従来の「フレッツ・キャスト」および「フレッツ・キャスト 地域配信プラン」では利用時にフレッツ光指定のデータセンターの契約が必須でした。
しかし、「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」では指定データセンターの契約が不要となるため、指定データセンターの申込や管理の手間がなくなり、よりお気軽に「フレッツ・キャスト」および「フレッツ・キャスト地域配信プラン」を利用できます!
また、従来の「フレッツ・キャスト」および「フレッツ・キャスト地域配信プラン」ではフレッツ光指定のデータセンターのラックが接続点となっていたため、既設のシステムをデータセンターに移す対応、もしくはルータ等の機器を当社指定のラックに設置する対応が必要でした。
「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」では、接続点がお客さま事業所となるため、既設のシステムでの利用が簡単になります。
提供エリア
・フレッツ・キャストベストエフォート型 局外接続メニュー
新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県
※網内設備状況によっては提供が出来ない可能性があります。事前に相談してください。
・フレッツ・キャスト地域配信プラン 局外接続メニュー
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
接続条件
最低利用期間:1年間
提供料金
営業担当者まで相談してください。
お申し込み・お問い合わせ先
提供条件等の詳細については「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。
まとめ
本記事では、「フレッツ・キャスト」と新品目の「フレッツ・キャスト局外接続メニュー」についてご紹介しました。
皆さんの役に立ちましたでしょうか。
以前よりも使いやすくなっていますので、自治体や企業、教育機関の方などは、ぜひ導入を検討してみてください!