『フレッツ光って、法人向けと個人向けで何が違うの?』
そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
フレッツ光は同じ光回線でも、契約形態やサービス内容が大きく異なります。
本記事では、法人向けと個人向けの具体的な違いそれぞれに向いている利用シーンなどを、比較しながら解説していきます。
フレッツ光迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
フレッツ光とは?基本のおさらい
フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線サービスで、日本全国に広く展開されている定番のインターネット接続サービスです。
高速で安定した通信が特徴で、個人・法人を問わず多くの利用者に選ばれています。
フレッツ光は、いわゆるインターネット回線そのものを提供するサービスであり、利用するには別途プロバイダとの契約が必要です。
つまり、フレッツ光だけではインターネットには接続できず、回線+プロバイダのセット契約でインターネットが使えるようになります。
現在提供されている主な回線サービスには、次のような種類があります。
■フレッツ光ネクスト:一般的なプランで家庭やオフィス向けに幅広く提供
■フレッツ光クロス:最大10Gbpsの超高速通信が可能な上位プラン(一部地域限定)
フレッツ光をベースに、さまざまな事業者が自社ブランドで提供している「光コラボレーション(光コラボ)」も登場しています。
個人向けフレッツ光の特徴
個人向けのフレッツ光は、一般家庭や一人暮らし世帯など、家庭用インターネット回線として広く利用されています。
以下で、個人向けフレッツ光の主な特徴を紹介します。
特徴①利用料金が比較的安価
個人向けのフレッツ光は、月額料金が法人向けと比べて割安に設定されています。
住居のタイプ(戸建て・集合住宅)によっても料金が異なりますが、基本的には月額4,000〜6,000円前後(プロバイダ料込みで7,000円未満)が一般的な価格帯です。
また、光コラボレーションを選ぶことで、料金がさらに抑えられる場合もあります。
特徴②工事がスムーズに進む
個人宅での開通工事は、法人向けと比べて手続きがシンプルです。
すでにフレッツ回線が引き込まれている物件であれば、工事不要で利用開始できるケースもあります。
特徴③サポートは標準的
サポート体制は、一般的な通信会社と同等のレベルです。
電話やWebからの問い合わせが可能で、故障対応もある程度のスピード感があります。ただし、法人契約のような24時間365日対応の保守サポートなどは基本的に付属していません。
法人向けフレッツ光の特徴
法人向けのフレッツ光は、オフィスや店舗、事業所などでの利用を前提としたサービスです。
個人向けと同じ「フレッツ光ネクスト」を使うケースもありますが、「ビジネスタイプ」や「ワイドプラン」など、法人専用のプランも存在します。
以下で紹介する特徴があり、特に安定性や信頼性が求められる環境に適しています。
特徴① SLA(サービス品質保証)付きの高信頼回線
法人契約では、回線の品質を保証する「SLA(Service Level Agreement)」が付くプランが多く、万が一の障害時にも迅速な対応が受けられます。
回線の遅延や停止がビジネスに直結する法人にとって、非常に重要なポイントです。
特徴②24時間365日の保守サポートに対応
法人プランでは、24時間365日の障害対応や、オンサイト保守が用意されている場合もあります。
何かトラブルが発生しても、即座に対応してもらえるため、業務への影響を最小限に抑えることができます。
特徴③法人専用窓口による対応
契約やトラブル対応は、法人専用のサポート窓口が対応します。
問い合わせがスムーズに進みやすく、IT担当者や外部ベンダーとのやり取りも円滑に行えるようになっています。
個人でも法人向けフレッツ光は契約できるの?
個人事業主やフリーランスであれば、法人向けフレッツ光の契約は可能です。
ただし、屋号や事業利用の証明が求められる場合があり、個人名義での申し込みは基本的にできません。
また、契約時には簡単な審査が入ることもありますが、開業届を出している一般的な事業主であれば問題なく通るケースがほとんどです。
法人向けになると、サポートやサービス内容が充実する一方で、月額料金が高めになる・契約期間が長くなるなどの注意点もあるため、メリットとデメリットを理解したうえで選びましょう。
個人向け・法人向けの違いを比較表でチェック
以下の比較表では、両者の違いを料金・サポート・機能・契約条件などの観点から整理しています。
| 項目 | 個人向けフレッツ光 | 法人向けフレッツ光 |
| 主なプラン | フレッツ光ネクスト(ファミリー/マンション) | ビジネスタイプ、ワイド、プレミアムなど |
| 月額料金(目安) | 約4,000〜6,000円(+プロバイダ料) | 約8,000〜15,000円(構成により変動) |
| 契約期間 | 通常1〜2年(にねん割等) | 最低利用期間あり、長期契約が前提 |
| 固定IPアドレス | 基本なし(オプションでも非対応が多い) | 対応可(オプション) |
| サポート体制 | 一般窓口、平日中心の対応 | 法人専用窓口、24時間365日保守対応あり |
| 回線品質保証(SLA) | なし | あり(プランにより異なる) |
| 開通工事のスピード | 比較的早い(1〜2週間) | 規模・場所により日数がかかる場合あり |
| 契約対象者 | 一般個人(家庭用) | 法人・個人事業主・SOHOなど |
| 導入目的 | 動画視聴、ゲーム、在宅ワークなど | 業務システム、VPN、監視、社内サーバーなど |
法人向けフレッツ光は高機能・高信頼なぶん、料金や契約条件は高額に設定されています。
一方、個人向けはコストパフォーマンスに優れ、家庭用としては十分な性能を備えています。
どちらを選ぶべきかは、使用用途と安定性やサポートをどれだけ重視するかによって判断するのがポイントです。
まとめ
フレッツ光の個人向けと法人向けプランは、それぞれ異なる特徴があります。
コスト重視で家庭用インターネットを使いたいなら個人向け、安定性やサポート体制を重視するビジネス用途なら法人向けが適しています。
目的や利用シーンに応じて、自分に合った契約形態を選んでくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)


