NTTを名乗る自動音声の不審な電話が多発しているのをご存じでしょうか?
『しばらくすると電話が使えなくなる』『料金が未納になっている』など、不安を煽るアナウンスが流れますが、NTTが電話の停止や料金の未納について自動音声ガイダンスを使って連絡してくることはありません。
本編で、NTTを名乗った自動音声ガイダンス電話の内容や電話が掛かってきたときの対処法をご紹介します。
また、NTTがサービスを提供している「フレッツ光」を利用中の方ができる迷惑電話対策についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
NTTを騙った自動音声ガイダンスが多発
NTT(東日本・NTT西日本・ファイナンス)を名乗る自動音声ガイダンスにより、利用料金の確認が取れていないなどとして、ボタン操作を誘導する不審電話が多発しています。
NTT東日本・NTT西日本は「未納料金などの支払いや回線の利用停止」について、自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することは一切行っていないと発表しています。
そのため、何もせずすぐに電話を切ってしまって問題ありません。
電話が掛かってきて、自動音声の指示に従って番号を押すとオペレーターを名乗る人物に繋がり、名前や生年月日等の個人情報を尋ねられます。
個人情報を入手することで金銭をだまし取るなどの詐欺に発展してしまうおそれがありますので注意してください。
離れて暮らすご家族にもNTTを名乗った自動ガイダンスによる詐欺電話があると共有しておくと安心かもしれません。
自動音声ガイダンス例
・『NTT東日本です。2時間後にこの電話は使えなくなります。オペレーターとお話になりたい方は、●番を押してください。』
・『NTT東日本です。現在ご利用中の電話回線で未納料金があり、法的処置をとります。音声ガイダンスの案内に沿って操作してください。』
引用:NTT東日本公式HP
電話がかかってきたときはどうすればいいの?
万が一、NTTから電話の停止や料金が未納といった内容で自動音声ガイダンスの電話が掛かってきた場合は、確実に特殊詐欺です。
オペレーターに繋がず、すぐに電話を切るようにしてください。
オペレーターは、都合が悪いことは答えませんし、個人情報を一通り聞きだしたあとに電話を切ってくるのがよくあるケースだそうです。
また、もしも被害に遭ってしまった場合は、速やかに最寄りの警察署や消費生活センター等にご相談することをおすすめします。
迷惑電話対策にも便利なフレッツ光のオプション「ひかり電話」
フレッツ光のオプションサービスには「ひかり電話」があります。
ひかり電話とは、NTT東日本・西日本が提供する光ファイバーを使用したIP電話サービスです。
ひかり電話は付加サービスが充実しており、特殊詐欺の被害を減らすのに役立つ「ナンバー・ディスプレイ」「ナンバー・リクエスト」「迷惑電話おことわりサービス」機能などが有料で利用できます。
詐欺や迷惑電話の対策をしたい方は、ぜひ利用をご検討ください。
それぞれのサービス内容を、以下でご紹介します!
ナンバー・ディスプレイ
電話に出る前に、かけてきた相手の電話番号が、電話機などのディスプレイに表示されるサービスです。
電話に出る前に電話番号をチェックしたり履歴から必要な番号だけかけ直したりするときに役立ちます。
月額料金…440円
ナンバー・リクエスト
電話番号を「通知しない」でかけてきた相手に、「電話番号を通知してかけ直すよう」自動音声で伝えるサービスです。
月額料金…220円
迷惑電話おことわりサービス
迷惑電話を受けた直後に、電話機からダイヤル操作を行うことにより、以降同じ電話番号から着信があった場合にはお客さまに代わって「この電話はお受けできません。ご了承ください。」と自動的にメッセージで応答するサービスです。
迷惑電話のリストに登録後には、受話器を取る必要がありません。
月額料金…220円
まとめ
本記事では、NTTを名乗った自動音声ガイダンス電話の内容や電話が掛かってきたときの対処法をご紹介しました。
NTTを名乗った自動音声ガイダンスで料金の未納や利用停止について流れてくる電話はすべて詐欺で、事実と異なることを言っています。
すぐに電話を切って、個人情報などは絶対に教えないようにしましょう。
周りの人にもこのような事例があることを伝えておくことで被害を抑えられるかもしれません。
また、フレッツ光ユーザーが利用できる「ひかり電話」では、特殊詐欺対策に役立つサービスも付加できます。
心配な方は、ぜひサービスの利用もご検討くださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)