光回線は、開通工事の際に工事費用がかかりますが、解約時に撤去工事を行う際にも撤去工事費がかかるケースがあります。
撤去工事費は、ご利用の光回線サービスによって異なるため、事前にチェックしておきましょう。
本編でフレッツ光・NURO光・auひかりそれぞれの撤去費用や撤去工事が必要になるケースを解説します。
光回線の撤去工事について
光回線は、サービスを利用する前に必ず開通工事を行う必要があります。
そして、光回線を解約して、撤去工事を行う際には撤去工事費がかってしまうケースがあります。
撤去工事では、これまでご自宅に引き込んでいた回線を取り除きます。
戸建て住宅の場合、太さ5mmほどの光ファイバーケーブルを通すために壁に穴を開けています。
撤去は、電気工事士の資格を持った専門の業者が行うため、ご自身で行うことはできません。
勝手に撤去工事を行ってしまうと違法になってしまうので、くれぐれもご注意くださいね!
フレッツ光・NURO光・auひかりの撤去費用
光回線の撤去工事費は、サービスによって異なります。
ここでは、フレッツ光・NURO光・auひかりの撤去費用をそれぞれ紹介します。
フレッツ光の場合
NTT東日本・西日本がサービスを提供している「フレッツ光」。
フレッツ光の場合、撤去工事を行う場合も撤去工事費はかかりません。
フレッツ光は、電話回線としても利用でき、今後の入居者も利用できるので、そのまま残しておく人も多いです。
NTTの光回線を借り受けしてサービスを提供しているドコモ光やソフトバンク光などの
〝光コラボ〟も撤去工事費用はかかりません。
NURO光の場合
「NURO光」の場合、撤去工事を行わなくていい場合は費用がかかりませんが、撤去工事を行う場合、11,000円の撤去工事費用がかかります。
また、土日に工事を行う場合はプラスで3,300円が請求されます。
NURO光の撤去工事には原則立ち合いが必要です。
土日に工事を希望する場合は追加料金が発生してしまうことも頭に入れておいてくださいね!
auひかりの場合
auひかりの場合は、2018年2月末までに契約した人と2018年3月末以降に契約した人、2022年7月1日以降にお申し込みの方で撤去工事費用が異なります。
2018年2月末までに契約した人は、撤去工事を行わずに残しておくこともできます。
撤去工事をする場合の費用は11,000円です。
2018年3月末以降にauひかりホーム、または高速サービス(10ギガ・5ギガ)を契約した方は、解約時に引込設備の撤去工事をKDDIが行い、撤去工事費31,680円(税込)がかかります。
なお、都合により撤去工事ができない場合は、設備が残ることにより発生する維持費相当を支払う必要があります。
2022年7月1日以降に契約した方は、解約後も引込設備(光ファイバーケーブルおよび光コンセント)が残ります。
撤去を希望する場合は、撤去工事費31,680円(税込)がかかります。
2018年2月末までに契約の方以外で撤去をする場合は31,680円と高額な工事費用がかかってしまううえ工事への立ち合いも必要なため、ご注意ください。
ただし、転居先でauひかりを使う場合や、撤去費用を負担してくれる回線へと乗り換えする場合、撤去工事費を払う必要がなくなります。
高額の撤去工事費を負担したくない方は、auひかりの継続利用や、乗り換えにかかる費用を負担してもらえるキャンペーンを行っている回線への乗り換えをご検討ください。
撤去工事が必要になるケース
撤去工事は、解約時必ず必要となるわけではありません。
撤去工事が必要になるケースは、建物のオーナーに撤去工事を求められた場合です。
1度光回線の工事が完了していれば基本的に今後の入居者も利用できます。
ONUという回線終端装置は回収されますが費用はかかりません。
そのため、撤去工事を求められるのはあまり多いケースではありませんが、撤去工事費がかかっても工事を行わなければいけません。
ただし、2018年3月末以降にauひかりを契約した場合、解約時の撤去工事が義務付けられているため、必ず撤去工事費がかかかってしまいます。
auひかりを契約予定、契約中の方は、撤去費用もかかることを念頭に入れておいてくださいね。
まとめ
本記事では、フレッツ光・NURO光・auひかりそれぞれの撤去費用や撤去工事が必要になるケースを解説しました。
撤去工事は、必ず必要となるわけではありませんが、もし撤去工事を行う場合は工事費用がかかってしまうため、ご注意ください。
工事費用はご自身が利用している光回線サービスによって異なるためご注意ください。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました(^^)